星5つじゃ足りない!
私にとっては「これこそカルメン!」という究極の1枚に出逢えた気がしています。

序曲の指揮棒が振り下りた瞬間にそれを直感。
まず、
指揮とオケが素晴らしいです。

幕開けからして合唱のレベルも高く、
グラインドボーンの狭い舞台を巧く使いきっています。

そして!そして!マリア・ユーイングのカルメンの、
媚びない、
シャープなセクシーさ。

圧倒的な歌唱力。
後ろ手に縛られてテーブルの上に寝て、
どうしてあんな声が?
同性の私でもメロメロになりました。

これを観てしまっては、
メタボなおねえさんがこれみよがしにスカートをまくりあげるような、

陳腐なカルメンには二度と耐えられないですね。


演出が非常に行きとどいています。
メリメの原作を非常に良く読みこんでいるのですね。

カルメンが投げつけるのは赤いバラではなく、
ちゃんと黄色いカシアです。

そして、
カルメンが、
エスカミーリョのことをわりとどうでもよくあしらっているのが(笑)、

私にはとても納得できました。

(4幕での「愛しているetc.」というデュエットの、
なんとやる気のないこと(笑))
つまりこれは三角関係のもつれの末のストーカー殺人じゃないんですね。

カルメンとホセの二人がどうしようもなく破滅へ向かっていく、
それ以外の人も事件も
ただ、
ソエモノ。
それがとてもクリアに透明に出た舞台だと思いました。


バリー・マッコーレイのホセもすごく素敵です。

花の歌の最後で、
からからに乾いたカシアの花をカルメンの前でホセが握りしめると、

ぱらぱらと粉になって落ちるところで、
泣かずにはいられませんでした。

3幕(カード占いの歌)以降、
すっかり無表情になり、
ただ死をまっすぐに見つめている
だけのようなカルメンと対照的に、
ホセがどんどん激情に狂っていくのがいたましく、

あらためて、
難しい役なんだなと痛感しました。
いい男すぎてもダメ、
情けなくてもダメ。

これからというときに亡くなられたということ、
惜しまれます。


そして、
絵からそのまま抜け出てきたようなマリー・マクローリンのミカエラ。
魅惑のオペラ 03 ビゼー:カルメン

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