ロボットが人間を照らしだす・技術とは再現性のある芸術かも
アンドロイド制作、
特に自分そっくりのジェミノイドで世界的に有名な工学者石黒浩氏が、
アンドロイドとは何かにしぼってまとめた最新作です。
瞠目の発見、
気づきの連続で、
初めて著者の本を読む人なら、
ドラマ以上の面白さにページをめくる手が止まらないのではないでしょうか。

 
 オーストリアのリンツのカフェにジェミノイドを置いて人々の反応を見た経験、
同地でのアルスエレクトロニカセンターでの、
メディアアート大会のもようなどから始まり、
2章「ジェミノイドを作ってわかったこと」では、
これまでの本に何度か出てきた内容ですが、
ジェミノイドに自分の身体が移行する感覚、
ジェミノイドを作ってみて自分に起こった内的変化などがきわめて率直に語られています。
3章「人間らしさを作り出す」では、
具体的なアンドロイド制作の方法が説明され、
4章「人間以上のロボット、
最低限の人間」ではロボット演劇の実験なども含め、
人間が人間そっくりの存在に注ぐまなざしが冷静に観察されます。
芸術になってゆく技術について、
著者のいま現在のモチベーションも垣間見えます。

5章では「社会を変えるロボット・メディア」として、
遠隔対話装置としてのロボットが人間同士をつなぐ新しい絆になる可能性が述べられます。
いかにもロボット然としたロボットであっても、
それを配置しておくことで、
遠くからその部屋のようすを見ることができ、
都合のよさそうなときに部屋の人間に話しかけることができる、
あるいはメールを送ると、
ロボットがしゃべってくれる、
など、
いわば携帯電話のもつコミュニケーションの敷居の低さを、
人間的なぬくもりを加えたうえで拡大するものとして期待が持てます。


 ここまでは従来の著者の本でもある程度述べられていましたので、
総復習でもあり、
同時に「ロボットが人間を照らし出す」という文脈に置き直すことによって、
哲学、
認知科学、
心理学などさまざまな分野に広がる豊かさを確認させてくれます。
人と芸術とアンドロイド― 私はなぜロボットを作るのか

その他の感想

この価格でこの機能性◎
新たなback number
まあまあでした。
実用
さっそく釣れました
使い始めて5ヶ月ほど
しっかりした本でした
写真は三重丸。しかし全体の編集方針には疑問符。
写真や図が豊富で分かりやすいです
手なれたものですが
BDであれば連射間違いなしの★★★★★も、もはやDVDでは抜けない
色々なメーカーのミルクガラスを紹介
現場のおじさん達にバカにされないための基礎知識
前著はアンドロイド製作に石黒先生の個人キャラが強く出ていましたが、今回は考察にそのキャラが現れています
軽くて履き心地も良いです。
再生されたりされなかったり
たくさんの連続写真
表紙のデザインに惹かれて購入したのですが
大変便利!
GOOD商品
なかなかシャープなデザインで気に入ってます。
思っているよりも小さい
本当に最高の食材は金持ちでも手に入らない
製品は大変良いものです。
値段を考えれば悪くはない内容
過激な内容ですが
混合種の強みか・・・。
ご購入にご注意ください。
随所に光るキレキレな回答
????
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