現代言語学のための視点や流れを要領よく記載した案内書~共通語や第二言語習得論にも多大な影響か
【ソシュール理論の延長について】
ソシュールの、
より一般的な言語理論は、
アナグラム解析によって特徴づけられましょうが、

とりあえず言語的な二項対立である、
シニフィアン/シニフィエとは、
どうしても言語世界に不連続性を与えてしまう、

といわざるをえません。
ソシュール理論の醍醐味は、
即ちそうした不連続性を所与とせず、

その音韻や意味のレベルでの必然性に注目した、
開発的な理論体系なのでは、
と最近思うのです。

ではなぜに、
国や地域によって、
言語的額面が異なるのか、
というならば、
それは感性の違いからではなかろうか、

と思われますが、
しかしアナグラム解析によって、
言語的事象の奥底までを無意識的に観察する限り、

むしろその事態が理解可能なのであり、
残るは文化問題として吟味するほうが合理的なように思えます。

ラカンやフロイト、
ユングらの諸理論とも関係するので、
この際ソシュール的なアプローチは、

不可避であろうかと思います。


【サピア理論の延長について】
サピアはウォーフと並んで言語相対主義を唱えていますが、
ネイティブ・アメリカンの諸言語を考察するに及んで、

それらがいわば独自の閉じた記号体系として、
構造を有するものである点、
相互に比較が可能となり、

言語人類学に素材を提供してきたことは銘記に値します。
例えば、
1960年代当時のエスペラントの試みにしても、

チョムスキーによる言語獲得装置論ともかかわりながら、
普遍言語から進んでゆく固有言語への適応過程として、

言語習得を捉えているので、
第二言語習得論への影響は多大であろうかと思います。


以上、
本書の内容を雑観しましたが、
現代言語学をまなぼうとする方が、
備えておくべき視点や流れについて、

本書は要領よく記載していますので、
そうした向きにおすすめかと思います。

因みに、
開拓社からは、
語学に関する作文の教科書なども出ています。
ソシュールとサピアの言語思想: 現代言語学を理解するために (開拓社言語・文化選書)

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