まっすぐな気持ちをまっすぐに歌った歌集
朝ドラ「花子とアン」に登場する葉山蓮子のモデル、
柳原白蓮の処女歌集、
復刻版。

装丁は竹久夢二、
濃い緑の表紙に、
銀の見返し、
何とも上品な色使い。


踏繪というタイトルや、
口絵に磔刑図が描かれているなど、
キリスト教色が意外につよく感じられるが、
白蓮が東洋英和で学んだこと、
その時代が幸せだったことを思えば、
なるほどと頷ける。


白蓮の歌に関しては、
歌の世界で彼女の好敵手と目され、
翻訳家・村岡花子の導き手でもあった片山廣子の評に、
どうしても影響されてしまう。
廣子はこう書いている。
「数百首の中には女王めいた歌がないこともありますまいが、
それは作者が詩に捉へられた刹那の空想でせう」と。

白蓮の私生活が新聞に報じられたことで、
歌壇でのみ評価されていた『踏繪』が一般にも売れたとのこと、
廣子は「世間は好奇の眼を以て」白蓮の姿を「隙身」しようとしているが見える筈はないと言い、
「静な平な心を持つて」「歌集を読む人が何千人もあるやうに」と、
祷っている。
(片山廣子の評は『野に住みて―短歌集+資料編』(月曜社)より抜粋)

さて「花子とアン」がきっかけではあるものの、
できるだけ「静な平な心を持つて」、
この小さな歌集を読んでみた。

片山廣子『翡翠』について、
佐佐木幸綱は「われ」を歌った歌が多いと指摘しているが、
白蓮の『踏繪』もまた、
「われ」と「わが魂」をつよく激しく歌ったものが多い。

廣子の歌は、
現世と来世を往還する「われ」を歌う、
幻視の魂を感じさせるが、
白蓮の歌は、
ときに嘆き、
ときに喜び、
現世や来世を思うときにも、
「われ」の輪郭がくっきりとしている。

自分の運命を嘆き苦しむかと思えば、
激しい恋心や、
可憐な乙女心を思わせる歌もあり、
花や鳥を描写した素直でやさしい、
さびしい歌もあり、
とにかくバラエティ豊か。
踏繪

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