ドラッカーは、社会を形成するのは、政府や政治家や官僚ではなく、『企業経営者』であると断言した
オリジナルは1942年リリース。
『「経済人」の終わり 』に続くドラッカーの第2作である。
1933年、
自ら発表した論文がナチスの怒りを買うことが間違い無いと判断し、
母国と職を捨てアメリカに渡り、
命がけで出版した『「経済人」の終わり 』と同様、
ドラッカーのファンダメンタルを知る上で他の作品と『同等』には考えられない作品である。


『「経済人」の終わり 』と続けて読むとすぐに感じることだが、
ドラッカーはこの時、
ひとつの問題意識を持ち続けていたことが分かる。
それは、
『なぜファシズム(全体主義)が出現したのか』というものだ。
それに対してドラッカーは、
『「経済人」の終わり 』の中でこう書いている。
『古いブルジョア資本主義が崩壊し、
その後に人間の自由を基礎とする社会が形成されなかったために、
民衆は絶望し、
矛盾に満ちたナチスにすがったからだ。


そしてこの本ではそこから一歩踏み出し、
こう訴えている。
ファシズムが二度と出現しないように、
できる限り早く新しい自由な産業社会を形成すべきだ。
そしてその社会を形成するのは、
政府や政治家や官僚ではなく、
『企業経営者』であると断言する。
ここに多くの人は注目し、
GMの副社長から、
GMを調査研究する依頼を受けることになる。
これがドラッカーのマネジメントの世界への入り口となった。


これに続く第3作『企業とは何か』(1946年)では『企業に対して政治学的アプローチをしたい』と主張し、
その後の著作でその『施策』がリリースされてくることになる。
それを読み解く重要な鍵がこの第2作には詰まっている。


既存のヨーロッパ社会の凋落と全体主義の台頭を自身の眼で見た稀代の経済学者の『政治の書』として極めて価値ある著作である。
ドラッカーの『土台』を知る上で読み逃しが許されない一冊だ。
ドラッカー名著集10 産業人の未来 (ドラッカー名著集―ドラッカー・エターナル・コレクション)

その他の感想

完成度は良い。ただ…
Kindle版がいい
ガラスフィルムの素晴らしさに感動。
素人でも簡単に使える
読み易い、コンサルタントの基本スキルも習得可
普通の手袋になった
コールマン テーブル ナチュラルモザイクリビングテーブル
立ち上がりが遅い
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アレフガルドの こうやを あるいて
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一気に読んでしまう面白さ
LISPで普通のプログラミングをしてみたい人向け
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音の迫力にびっくり!小さな巨人
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中央ボタン多用する人は注意
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