引き算で悲しみを表現する漫画
私も例によって「家猫ぶんちゃん」のステマにまんまと引っ掛かってしまった一人です。
笑わば笑え!

さて、
スピリッツ辺りを主戦場としているらしきこの作者、
日本漫画独自の「引き算路線」を真摯に受け継いでいるように見受けられます。

何も始まらない・何も変わらない、
心のひだに辛うじて引っ掛かってぶら下がっている得体の知れない不安感や倦怠感を、
物語ではなく空気感で表現するような漫画です。

画風も望月峰太郎の系譜でしょうか。
ある意味、
青年漫画のある種の王道ではあります。


なので、
私くらいの年季の入った漫画読みからすると正直そこまでの新鮮味は無い作風ですし、
こういうのはヘタをするとスカしたサブカル括りになってしまいがちなので、
なんというか、
身構えちゃいます。

誰とは言わないですけどね。
よしもとよしともみたいなね。
あ、
言っちゃったw

閑話休題。

しかしながらこの作品、
非常に実直に描かれているのでしょうね。
まー、
響きますね。
庶民的な郷愁ってヤツが。

何者にもなれなかった自身の人生。
ゴミみたいなノスタルジア。
ドラマから削って削って削り出して生まれる、
悲しみの輪郭。
畜生。


「家猫ぶんちゃん」はもちろんですが、
トライアスロンの話とか、
えぐりますね。
心を。

親と子の間に流れる独特のよそよそしさというか、
優しさに覆われた諦めのムード。
これを誇張も卑下もなくフラットに表現しているのは見事だと思いますし、
リアルだからこそ、
その悲しみに重みがあります。

こういうのって、
日本人特有の悲しみだと思うんですよね。
日本の中流家庭に無造作に転がってるような悲しみ。

だからこそ、
こういう日本特有の引き算表現がマッチします。
小津的というのでしょうか。
良く知りませんがw

願わくば、
作者はこれからも変にスカした感じにならず、
実直な「引き算」漫画を描いていって欲しいものです。

勝手なお願いですが、
何卒。
休日ジャンクション: 真造圭伍短編集 (ビッグコミックス)

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