最初に解説される天動説のプトレマイオスの精緻な数学には驚かされました
 《厳密な論証の技術を身につけた知的エリートの一部が、
職人の世界で培われてきた経験主義的で実証的な研究方法の有効性と、
そして得られる認識の有用性を認めることで、
近代科学への道は開けていった》という三部作に通底する認識がまえがきで披露されています。
ということですが、
最初に解説される天動説のプトレマイオスの精緻な数学には驚かされました。
三角関数でさえなかなか理解できないダメな文系脳ではありますが、
プトレマイオスが乗り越えられるまでには1300年ぐらいかかったわけで、
中世の人間たちが、
自分たちは遠くグレコ・ローマンの天才たちには及びも付かない人間になってしまったという劣等感は共有することができました。
三角関数で月との距離図るとか、
少ないツールで古代の人はよくやったな、
と思います。
プトレマイオスは、
緯度と経度で地球をグリッドで覆うことを『地理学』でやってるし凄いとしかいいようがありません(p.83-)。


 古代を超えようとする動きは意外な方向から始まります。
それは占星術。
《占星術の広がりは、
同時に地球表面の各地点にたいする経度と緯度による正確な座標づけを必要とし、
このこともまえ数理地理学の発展を促すことになった》と(p.178)。
レギオモンタナスも占星術師としてハプスブルグ家の宮廷で認められていました。
ハプスブルク家は創設したウィーン大学に神学、
法、
政治や外交、
医学や医療まで相談していた、
と。
数理地理学の発展は大航海時代の要請によるものでしたが、
それによって新大陸が発見されます。
そして、
新大陸が描かれいないプトレマイオスの世界地図が否定されることによって、
《古代崇拝・文書信仰の動揺》(p.322)が始まり、
それが天文学による『世界の見方の転換』を促していった、
というのが1巻の流れでしょうか。
15世紀のイタリアやフランスでギリシャ語を解読できる人間は極端に少なく、
ビザンチンが西方にギリシャの古典を提供してルネサンスを生み出したというのはあきらかに眉唾」というEugenio Garinの言葉も紹介してくれてます。
世界の見方の転換 1 ―― 天文学の復興と天地学の提唱

その他の感想

地獄の業火に焼かれてみるか?!
すぐに裂けた
好きである事が原動力
衝動買い、思ったより良かった
シマジが凝縮した一冊
本当にまずくなってる。
確かに香りは良いが。。。お試しの上購入をお勧めします。
テレビ普通に見るだけだったらいいよ。
買い替えですが、
予算の少ないゴルフコンペ他の景品にぴったりです!
思ったよりも「実感できる」進化だった
とりあえずの一冊
2015/03/24現在、定価の4.5倍が最安値…。いったいどこまでいくのやら…。
例文、コラムが充実。プラネットボードの1/2を更新。
とてもリアルに出来ている。
猫が一層好きになりました。
ゴルフにも最適!
流石背中に四次元ポケット
本当に最高!ありがとう
あまりやってない
VGAケーブルは付属しません
相変わらず良いですね~
安心して使える素材集
適合できるか検討が必要です。
虫予防に
基本の「き」が学べる
切れ味最高!
零シリーズで一番難しい
心の繋がりがみえる
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