例文、コラムが充実。プラネットボードの1/2を更新。

2003年のレクシス、
2008年のオーレックス初版に続き、
５年に一度の改訂を経たオーレックス第２版の登場である。

学習辞書としてはコアレックス英和辞典の方が前置詞のイメージ図表示などを含め、
より現代風でベターだと思うが、
いわゆる「英和中辞典」に近い語数をもつ「上級学習英和」に求められる「新語」への対応において、
ウィズダム英和辞典 第3版と並んでほぼ５年周期の改訂がなされていることを第一に評価したい。
上級学習英和として最大級のページ数が類書に対する情報量の多さを物語っており、
1975年に登場した「英和中辞典」、
1999年に登場した旺文社新英和中辞典を思いおこさせる。

ジーニアス第４版（G4)などの他の上級英和と比べて目につくのは、
レクシス以来の看板である「プラネットボード」に代表されるコラムの充実と、
良質の例文の多さである。
語法解説などはジーニアスのような過剰な詳しさを抑え、
適度な量に抑えている。