民主主義の危機

何故民主主義が傷められダメになるのか、
過去の独裁者や現代の事例を分析して、
米国の民主主義がこれまで機能してきた妥協の要素、
寛容、
自制、
ガードレールがあったからだと説く。
それが特にNewt GingrichやSara Parinが暴言とも言える民主党攻撃、
オバマ前大統領に対する誠に失礼な攻撃があったが、
党派対立の極大化を促した、
と言う分析。
メディアをも牛耳りながら共和党の一方的主張に至る背景を分析していく。
それらの根本背景には共和党白人支持者の多数派喪失への危機感がある。
かくして、
オバマ前大統領の出生に疑念があると声高くテレビで言い募った人物トランプ現大統領誕生になる背景。
実に参考になる。
翻って昨今の日本の政治に危うさを思わせる本でもある。