冷静な現状分析と、大胆な未来予測。
著者は弱冠39歳にしてピューリッツァー賞を受賞した保守系のジャーナリストである。


「撤退するアメリカ」という現象自体には薄々感付いている人は多いと思うが、

本書の特徴は経済・軍事・世論調査・歴史といったデータの数々を多用した分析だろう。

中東での戦争を9.11テロからではなく、
冷戦期から俯瞰した視点によって
アメリカの外交方針の転換がまざまざと浮かび上がる。

主張としては「撤退反対」だが、
そのプロセスで展開される議論自体が興味深い。


「覇権国家」の座は、
スペインやオランダからイギリスに移り、

著者曰く1947年にギリシャやトルコでのソ連との対峙に音を上げた大英帝国から「世界の警察」の役割はアメリカに移った。


保守系の論客であるため、
ややタカ派の外交論であることは否めないが
優れた論証や世界情勢への知識が説得性を担保している。

終わりのみえない中東情勢や、
日本の後を追うような社会保障費の増大によって
今やリベラルだけでなく極右とされてきたティーパーティーですら
「撤退」を求める中で、
本書の主張は確かな現実主義に裏打ちされている。


基本的に慎重な論理展開を重ねていくが
第8章だけは2019年の未来予測のパートとなっており
日本が中国と戦争状態に陥っていたり、
ドイツが金融破綻しており
イスラエルがイランの核施設の攻撃を目論んだり、
と大胆な予想が多いがご愛嬌だろう。


※個人的にはイーストウッド『アメリカン・スナイパー』であったり『ローン・サバイバー』、
『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』などハリウッドが中東での展開を描いた作品がことごとく「厭戦」モードが漂っていたのがよく理解できた気がする。
撤退するアメリカと「無秩序」の世紀ーーそして世界の警察はいなくなった

その他の感想

「世界の駄っ作機」の副読本に好適
質感がとてもいいです。
装着しにくい
もう少し塗装にツヤが欲しいところ
残念な一品でした。
 台所の収納に使っています。
超素敵!
サンワ製品は堅牢で安心だヨ~
小さな子どもとの室内遊びに◎
汚れが焦げつかずに、楽です!
お安くて、便利です。
子供にも大人にも読んでもらいたい・・・・
レゴの動物
とても良いです♪
使えると思う
読み応えありました。
もっと早く手に入れればよかった!
これは酷い(T_T)
Kindle版は微妙
形も素材もとても良い物です
はぁ・・・サービス不足
商品はよいです。
軽くて小さくてキレイ。そしてすごく楽しい!
濃いファンの為の脳内補完作品
やはり人気な理由が分かる商品だった
食べ応えはとってもリッチです!!
雑誌です。
名前負けしてない
下駄箱に
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