不条理を見つめ続けるということ
「シーシュポスの神話」は、
たった8ページだけのエッセイです。
しかし、
この短いエッセイは、
私の人生観を大きく変えました。

シーシュポスは、
ギリシア神話に登場する人物です。
シーシュポスは地獄で、
岩を転がして山のてっぺんまで運び上げなければならないという刑罰を受けます。
しかし、
山のてっぺんまで運ばれた岩は、
何回運んでも山のふもとまで転がり落ちてしまいます。
シーシュポスは、
何回も岩を山のてっぺんまで運んではまた落とすという、
一見すると無益な労働に従事しているわけです。

カミュはシーシュポスを意識に目覚めた人間だとみなしています。
シーシュポスは終わりのない労働に従事している自分の現状が悲惨なものであるということを、
しっかりと自覚しています。
シーシュポスは自分が不条理な運命におかれているということを、
ちゃんと意識しているのです。

カミュは、
「幸福と不条理とは同じひとつの大地から生れたふたりの息子である。
このふたりは引きはなすことができぬ」と言います。
岩を転がすシーシュポスは自分の不条理な運命をはっきりと自覚し「すべてよし」と肯定しているので、
幸福な人間であることもできるのです。

私は長い間不条理なことを忌まわしく思い避けてきましたし、
不条理なことを意識しなければ幸福になれると考えてきました。
しかしこの本を読んで、
むしろ不条理を発見することが幸福の秘訣であると気付かされ、
考えを改めました。


この本には、
「シーシュポスの神話」だけでなく、
「不条理な論証」「不条理な人間」「不条理な創造」と題するエッセイが収録されています。
どのエッセイでも不条理がテーマになっていますが、
どのエッセイも飛躍と独断に満ちた内容で、
エッセイ自体が不条理だと思いました。

付録には、
「フランツ・カフカの作品における希望と不条理」というエッセイが付いています。
やはり飛躍や独断が多い内容ですが、
カミュのカフカ論が読めます。
シーシュポスの神話 (新潮文庫)

その他の感想

倫理的で、人間的で、道徳的で、社会性もあり、心が洗われる思いがした
めっちゃわかりやすい
シンプルで、読みやすく、親しみを感じます。
アソート以外は悪くない
太平洋の激烈な戦場を疾駆した大小艦艇の艦長たち。
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