まつろわぬ民・東北人の怨念や思い
これまで入手困難で、
音楽ファンの一部では幻の小説とも言われた「イサの氾濫」が、
ようやく単行本として出版された。
東日本大震災の半年後に書かれ、
その年の文芸雑誌「すばる」12月号に掲載されたこの作品、
三島賞候補作となり、
その後、
大きな渦を巻き起こしていくことになったのだ。

 震災後、
東京での編集者の仕事に挫折し故郷八戸に帰郷した主人公は、
故郷と都会に引き裂かれたマージナルマンとして震災の現状に向き合わざるを得ない。
そこでの自己の葛藤を描くだけなら悩める私小説の域を出なかったろう。
しかしそこで思い起こす荒くれ者の叔父イサの姿、
そこに古代から現代に至るまで、
まつろわぬ人として虐げられてきた東北の民の姿を見、
現在の被災者と重ね合わせて、
まつろわぬ民として叫んでもいいのではないかとしている。
作品中、
酔った主人公の妄想の中では古代から現在までの東北の民が全てイサとなり、
首都へ東京へ永田町へと攻め上り、
国会議事堂を粉砕する。
文学としての破綻をものともせず、
著者の東北人としての怨念や思いが、
方言を使った文体から溢れていた。

 「上々颱風」の歌姫白崎映美は、
震災後、
悶々とする中、
この「イサの氾濫」に出会う。
この小説は東北酒田出身の白崎に火を付け、
「まづろわぬ民」を作詞作曲するのだ。
東北人のオイラすぐさま古本で雑誌を入手、
この物語を涙無くしては読めなかった。
そして白崎は、
東北出身のミュージシャンを中心として「とうほぐまづりオールスターズ」を結成。
また演劇関係の友人達の協力を得て「東北6県ろ~るショー!!」と銘打ち、
ライブを展開、
ついにはレコーディングを行いCD『まづろわぬ民』を制作。
音楽アルバムとしては珍しく、
著者自身による「イサの氾濫」の朗読も収録。
劇団「風煉ダンス」は歌に触発されて制作した演劇『まつろわぬ民』主演白崎映美を上演。
とうほぐまづりオールスターズは東北6県ろ~るショー!!と改名、
50人以上のメンバーによるライブDVDも制作、
周囲を渦に巻き込みながら活動を続けている。
イサの氾濫

その他の感想

全然期待していなかったけど・・・
ラブ&ミステリー
初心者だけでなく、より仏像を知りたい人にも最適!
探していたもの通りでした
熱い。
ガチャちっちゃ!
実はPILOT製です
これがジャーナリストの仕事
布版
軽く研ぐだけでかなり切れるようになりました
勝手な好み
4月から突然、特別手数料(送料?)と称して350円別途上乗せされる様になった
未来予測は示唆深いが、提案される解決策は見当違いに思われる
酷評されている方もいますが、A4のクリアーファイルごと収納できるのが最大のメリットではないでしょうか?
切り替わらないことがたびたび発生
ご褒美シールに
これはとても飲みやすい!
正道を目指したい方
ローライズになる股引
たしかなまんぞく
さすが山川です
獣医に進められて
可愛さ2割増し!
サイズと作りには満足だが…
ようやく音声CDが付いて最良の入門文法書になった
お医者様は栄養学を勉強していないという好例かも
roodスタイル?
室内でお勧め
まさに質実剛健の不朽の名作
「笑えばいいと思うよ」
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