日本史状最悪の権力者の姿
倉山先生の室町シリーズ第2弾です。
今回も前作以上に傑作です。


前作が内容てんこ盛り過ぎて観応の擾乱にたどり着かなかったため、
本書は観応の擾乱、
足利尊氏晩年期からスタートします。


が、
本書の主人公は3代将軍足利義満と言っていいでしょう。
前作はキャラ渋滞の登場人物たちが織りなすハチャメチャ群像劇でしたが、
今回は義満1人でそれをやってる印象です(笑)

正直、
教科書レベルの知識しかなかったので、
「南北朝合一や勘合貿易を行なった将軍」というイメージでしかなかったのですが、
本書を読んで日本史上最悪の部類に入る権力者だったことを知り、
背筋が寒くなる思いでした。


権力を盾に人妻を寝とるのは日常茶飯事。
自分の妻と義満の密通を疑った天皇は発狂してDVするわ、
自殺未遂するわ・・。
その天皇のスキャンダルをわざと都中に流して、
あざ笑う将軍義満・・。


これだけでも最低な義満ですが、
本書のメインテーマは今谷明教授の「皇位簒奪説」です。
「義満が本気で天皇になろうとした」というこの説を取り上げ、
皇室が存亡の危機にされされたことを反対意見も交えて丁寧に解説しています。


倉山先生の知識量もさることながら、
キチンと反対意見も読み込んだ上でその矛盾点を指摘し、
論破していく姿が爽快です。


状況証拠的に義満が皇位を狙ったのは明らかだと思うのですが、
今谷説の注目度に嫉妬したのか、
アンチ天皇のスタンス的に許せないのか、
義満を擁護する歴史学者って本当になんなのか、
と気が滅入りました。


前作『倉山満が読み解く太平記の時代』と『日本一やさしい天皇の講座』も併せて読むとより一層知識が深まると思います。
倉山満が読み解く 足利の時代─力と陰謀がすべての室町の人々

その他の感想

超便利です。
中のチラシに驚くべき情報が…!!
わかりやすい(ただし他の言語の知識が多少必要)
事前準備の大切さを、痛感させられました
使い物にならない?
1人暮らしの冷蔵庫代わりに役立っています
長寿のヒケツ
本書の紹介内容から浮かび上がる<論じられていないこと>
くーるー♪きっとくるー♪
普通に悪くない感じ。
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