『存在と時間』をこれから読む人にもすでに読んだ人にも
「『存在と時間』には極めて多くの読み方がある。
それは、
哲学の古典一般について言えることでもある。
しかし、
個別のテクストの読み方をめぐる問題が、
哲学史全体、
更には政治・社会思想史にも及ぶ大問題へと発展するようなテクストは、
それほど多くない。
『存在と時間』が、
20世紀において、
最も大きな波紋を引き起こしたテクストであるのは間違いない。
」(p.253)

本書は『存在と時間』の読解に軸足を置きながらハイデガー哲学に鋭く切れ込む入門書である。
平易かつ高密度な仲正スタイルとでも言うべきものが遺憾無く発揮されている良書と言ってよいだろう。


目次的な構成は以下の通りである。


・はじめにーーハイデガーはなぜ重要なのか?
・第一章 何故、
「主体」ではなく、
「現存在」と言うのか?
・第二章 「ひと=世間」の何が問題なのか?
・第三章 「死に向かう存在」にとっての「良心」とは?ーー「覚悟」するのは誰か?
・第四章 「存在」と「時間」はどういう関係なのか?
・終章 『存在と時間』の残した課題
・あとがき

他の前後の思想家や現代の研究と関連づけるなど、
思想史的・哲学史的にハイデガーを位置づけている点も本書が白眉たる所以だろう。
単なる入門書では終わらず、
その後の広がりを持たせている。
その意味では、
『存在と時間』をこれから読もうという方にはこれ以上ないくらいの入門書であり、
すでに読まれた方には絶好の解説書と言ってよいだろう。
入門書を超えた入門書と言っても過言ではないかもしれない。
ドイツ語の語源や用法に即した解説も本格的である。
また、
「空談」、
「好奇心」、
「あいまいさ」といった概念を駆使しながら、
ネット時代にハイデガーを読む意義のようなものも示されており、
アクチュアルな仲正節も健在だ。


その中でも、
私が殊に興味を惹かれたものといえば、
ハイデガーと同世代のマルクス主義系思想家であるルカーチとの共通点についての指摘だ。
「疎外」や「疎遠」という概念について説明がなされた後、
以下のように論が展開される。
ハイデガー哲学入門──『存在と時間』を読む (講談社現代新書)

その他の感想

An exhaustive and brilliant biography of a magical poet
少し大き目が良いかも?
【長期保存力を期待】
具体的かつ実践的。著者に感謝。
写真のイメージを信じたよ!!
PS3での視聴
娘も喜んで居ました。
安い日を狙って買いましょう
硬めかな
マイキャリアについて
5枚入り?
派閥争いのたびに劣化する帝国陸軍が発言力を高める日本というせつなさ
キズがあって
小児放射線診断のバイブルです。
AKB みんな かわいい〜*\(^o^)/*
氷川きよしさんのイニシャル入りジッポ
最高のオーパ!
ハズレない
wonderful!!!!
以前の方がよかった(時間表示以外)
やさしい洗い心地。
チャックがかっこよすぎる
やはり新品が一番!
長く使っていたものの買い替え
シンプルで故障が少ない
入門編なのに難しい
コスパと画質は良いが、紙が薄い
3台目
前著を読み、「中小企業(中堅企業)」への就職に興味を持った方にはお薦め
難しかった
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