知らないうちにやせ細った感性と知性を太らせるもの
冒頭の内田樹氏の話から引き込まれた。
韓国で出会った書店主に柔らかくも毅然とした佇まいを感じたという。
軍事政権時代に投獄されるも転向しなかった人物だった。


また設定した目的に縛られない野生の思考も評者がなぜ道草を食ってきたか、
その理由が分かり、
目から鱗だった。
すなわちその時は余計なこととわかっているのになぜ惹かれてしまったのか、
後で振り返ると深い意味があることがわかる思考、
すなわちブリコラージュのためだという。


このような一見、
霊性、
あるいは近年のスピリチュアリティから連想しがちな霊的なものとは関係ない話が本書の出だしである。


内田氏の担当する前半では、
えっ、
こういうことも霊性に関係することなの!?という議論がその後も展開され、
相当、
頭の柔軟体操になる。


後半は宗教学者にして住職にして認知症の人たちの介護ホームの運営者でもある釈徹宗氏が担当している。
内田氏が霊性のいろいろな側面を刺激的に論じているのに対して、
釈氏は鈴木大拙の霊性論を振り返りながら、
また広く宗教学の視点を保ちながら、
仏教に焦点を絞って、
霊性が生き方になっている人たちをとりあげ、
内田氏の議論の肉付けをしている。


評者が思うに本書の価値は、
物事の価値や人間の価値が、
これだけ投資したのだからこれだけの見返りを求めるという市場経済の論理と言おうか功利主義が基準になっていることを浮かび上がらせ、
それを相対化し、
功利主義を超える可能性を霊性に見ていることにある。


☆が5にならなかったのは、
このスキーマがもっと掘り下げていればもっともっといい本になったのでは思うからだが、
それは二人の次の連携プレーに期待したい。
日本霊性論 (NHK出版新書)

その他の感想

食べすぎ注意
マンネリの良さもあります
ぴったり!!
安っぽいけどコストパフォーマンスは優れてる
本質をついている
騙しやすいこの商品のホームページ内の文書
セットかんたん!!
とてもお買い得
認知症のケアのために購入
パン。
ワハハのハ
祝ポリ赤アニメ化!
PSP3000だと・・・
ちゃんみおおおおおおおおおおお!!
ホロヴィッツRCA第一期のショパンの決定版✨
これは良い買い物
購入が冬だったので
ランニング最高です。
いい意味でも悪い意味でも値段相応
フルフェイスデビューに際して
欲しがった割には…
ルーターってここまで出来るんだ!と再認識出来る機器
写真が・・・
気楽に使う分には全く問題ないです
木目のデザインが落ち着きます
前からよく食べてます
100点
体裁ばかりで、頭からっぽな二人
ポン酢って大事
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