(378) 明晰なマルクス経済学の本
マルクス経済学特有の常用語をきちんと定義し、
その上で論理展開しています。

同じような趣旨のことを、
違った言葉で何度も繰り返さない、
といった点で、
明晰なマルクス経済の本です。

「社会的再生産」というときの社会的という語や、
「対象化する」という語の定義や、
「労働力の再生産」「再生産表式」などの意味するところが、
きちんと説明されていて、
長年のもやもや感が晴れました。


まえがきはとても秀逸です。
抜粋・省略して、
引用すると次のようになります。


 「知的モノ心がついたころから、
この経済原論という建物は、
とても気になる存在だった。

 「どうもこの建物には、
もともと、
いくつもの窓やベランダといった、
開口部があったらしい。

それを、
いつもころか、
誰かが丁寧に塞いで入り口一つの閉じた空間にしたようだ。

おかげで建物は堅牢そのものになった。
でも、
なんだかモノ足りない。

それであるとき試しに、
漆喰をはがして窓をちょっと開けてみた。

するとミシミシいって建物全体が動いた、
ように思えた。

こんな私を建物の住人たちは『建物を壊す気か』とたしなめる。

しかし、
この建物はもともと柔構造になっている。
そんなに簡単に壊れはしない。


 「本書は、
ちょっと風変わりなところはあるものの、
いままでのマルクス経済学の経済原論を、
自慢ではないが、
一歩もでていない。

直しはしたが、
正真正銘の焼き直しだ。

使用した建材はすべて、
大正時代に輸入されたマルクス社製の『資本論』の純正品で、
ほかの建物からとってきた部材はまじっていない。

た だ、
傷んでいるところは私が補修しピカピカに磨いておいた。


副題に「基礎と演習」とあるように、
囲み記事で演習問題が随所にあり、
巻末には解答までついています。

マルクス経済学の演習書、
しかも解答付きなんていうのは初めて見ました。

本文も、
常套句、
難解な言葉、
言い回しで誤魔化していません。

意味のないところは意味がないとはっきり言いってます。


長いことマルクス経済学に抱いていた
経済原論―基礎と演習

その他の感想

残念
もう少し、手を入れて欲しかった。
未来のためにもう一度70年代を生きる、単なる回想を超えた感動的な青春物語
グノーブルの問題集は使いやすいです
リアが引き締まりました
これはいい
おいしく、安いです
純正からの交換なら満足度は高いですが・・・
大変喜ばれた
県民性マンガよりだいぶ落ちる
!注意! 安価だが保証期間に違いあり
Tim Ferriss writes another amazing book
柄が可愛い
ディープなナイアガラー以外は無闇に手を出さない方が良いかも
ゆるゆるうんちが漏れない
初めて使ったが・・・
安い、おいしい
少し重たい印象もありますが、機能性は充分・・・ただし少し広めの机向き
無いと困るけど
レジスタントスターチご飯とチョコレート(偽)作りにに。
これはちょー面白い
少々薄めです
日除けシェードに新たな穴開けを
堂本剛さんの表紙!
前の靴がまだ捨てられない
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注意、新品偽装横行品
欠かせない商品です
機能性良
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