週刊誌のようでわかりやすい
週刊誌のような文章なのですが、
却って解説される絵とのギャップが鮮明で事実が浮かび上がってくるような面白さがあります。
文芸春秋の巻頭に連載されているものですからやむをえないかも知れません。
レーピンの「ボルガの船曳き」の解説は踏みにじられる人びとと書いてありますが、
そもそも当時からロバや馬は使われていたのですからそのような事を人間にさせるには理由があったはずですがそれは週刊誌の文章ですからすっとばしています。
平易に見ると内陸部の商人らが自分の積み荷を載せた船を引っ張っているように見えます。
また強制労働であったとしても内陸部での塩等の不足から盗みを働いた人びとへの罰であったと評価もできるはずです。
ラスプーチンの項はより扇情的な文章になっていますから、
写真週刊誌であると思えば良いのではないでしょうか。
ラスプーチンその人は史実だけを追うと、
日本でよくある僧の上人や修験道のような人であったようです。
持統天皇の寵愛を得た道鏡もそのような評価を受けていますね。
ラスプーチンはニコライ二世が京都を訪れた際に仏教僧が政治に於いて大きな役割を得ている事を知った事から大衆の無意識な意見の代表者としての人物として政策に大衆の意思を反映させようとした結果として評価すべきであるのでしょうが、
あまり日本の文系エリートは関心が無いようです。
ラスプーチンがアレクサンドラの代理人として民衆と「農園」で会っていたと考えるのが合理性があるようです。
政権末期には民衆から選抜された大臣が登場します。
中野京子氏が描く「怪僧」が政敵から無防備に残虐に殺される描写は、
肉体的に常軌を逸した奇人として描いているのですが、
皇帝の支持基盤が大衆であった事。
大衆は皇帝に軍務を通じて忠誠を示していた事。
貴族と皇帝は人権で何世代に渡って対立していた事。
アレクサンドラはイギリスのヴィクトリア女王の孫として宮廷から浮いていた事。
(バルチック艦隊はイギリスの漁船を意図的に砲撃している)このような事実から、
ラスプーチンの最後はキリストの受難のような政敵にあえて殺される事が目的であったように考えられます。
終章は戦争非難ですが、
国内の内紛でヨーロッパ各国が国民の統合の為、
内政としての外交の帰結としての対外紛争が、
科学の発展の為に未曽有の被害をもたらして収拾がつかなくなる事態を著者は「王権神授を信じ~平伏されるのに慣れ切ったニコライが~」と描写し
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