冬鳥の手引書として充実の内容

「このは」期待の６冊目、
メインテーマは「冬鳥がわかる」。

バードウオッチャー御用達月刊誌「ＢＩＲＤＥＲ」を手掛ける
出版社だけあって、
鳥をみること、
みわけることへの掘り下げが
とても深く丁寧で楽しめた。


図鑑を持ってフィールドにいき現場での目を鍛えることは大事だが
それに加えて、
こういった上質な本で、
きちんとした情報を得て
知識を豊かにすることも、
鳥を身近に感じるために重要と思う。


メインのテーマだけでなく後半のコラムや写真図鑑部分が
充実しているのも本書の特徴だが、
今回は「旬野菜の花図鑑」が
秀逸だった。

実になったものしか手にしていない都会の消費者の典型のような自分には
とても新鮮な内容だった。


号を重ねるごとに「このは」の進化を感じている。

この本を手にし、
自然のさまざまなことに興味を持つ人が
増えて欲しいと願っている。