あえて歴史の「もし」を考える
著者は、
元衆議院議員で歴史小説家でもある松崎哲久さん。


第1章は「負け戦に臨む」として、
終戦処理を託された鈴木貫太郎内閣、
幕府の軍艦奉行であり明治維新後も徳川家の復権に尽力した勝海舟を取り上げる。
海軍大将だった鈴木貫太郎内閣が成立した丁度そのとき、
戦艦大和は米軍機の攻撃を受けて轟沈する。
これは偶然か、
それとも政府のシナリオなのか。


松崎さんは、
「時代を読む。
それがリーダーの資質である」としながらも、
「時代が読めても、
世間が追いつかないこともある」(44ページ)と述べる。
第2章では、
時代に早すぎた改革を推し進めた田沼意次、
阿部正弘といった老中を取り上げ、
改革は失敗しても、
次代の人材育成に成功している点に注目する。

さらに、
平民宰相・田中角栄を取り上げ、
「戦後デモクラシーの申し子」(65ページ)と評する。
田中内閣は短命に終わるが、
その政治スタイルはシステムとなり、
自民党の長期政権を支えてゆく。

張作霖爆殺事件の真相を知った田中義一内閣や、
満州事件の陰謀を知った若槻礼次郎内閣は、
いずれも決断を下さず総辞職。
わが国は、
泥沼から抜け出せない状況へと突き進んでゆく。


第6章では、
捨てる勇気がリーダーの条件として、
大政奉還を実行し無位無冠となった徳川慶喜を取り上げる。
明治政府に何もしなかった慶喜は、
生前に公爵となり、
徳川第16代家達は貴族院議長を30年にわたって務めた。

一方、
三度の内閣で三度とも失敗した近衛文麿は、
名門に生まれたプライドを捨てられなかった。


第7章では「引き際と責任」と題し、
まず、
ポツダム宣言受諾の御前会議を経て、
軍部がクーデターを起こさぬよう周到な手続きを行った上で自決した阿南惟幾大将を取り上げる。
戦時中は失敗を繰り返した大本営と内閣ではあるが、
終戦時に粛々と撤退した姿は見事なものである。

石橋湛山首相は、
風邪をこじらせて軽い脳梗塞を起こした。
「私の政治的良心に従います」の名句を残し、
わずか65日で退陣してしまう。
潔い引き際であったが、
後任の岸信介首相の時代から官僚支配が始まる。
リーダーのための歴史に学ぶ決断の技術 (朝日新書)

その他の感想

引き語りをする方
ほぼ毎日大活躍中!時間が欲しい主婦にオススメ♪
さすがのクロックス
これは何処でついた傷?
安物でした
写真豊富
液だれが気になります
ノートパソコンに無線LAN子機を取り付けるために
比べると、今年のはイマイチ。
あんまり効果を感じませんでした。
国会質問に深い知性と情を感じた。メディアの印象とは違う山本太郎議員の言葉。
嬉しい。
はっきり言って凄い
魔獣倒して終わり
素晴らしいに尽きますね
かさばらないのは良いけど
予想に反してよかった
解かりやすさ
自営業は特に呼んでおいたほうがいいかも
タイトルに引き寄せられましたが……
HDD付属コードの故障のため
DVD-Rで読み込まない時もこれにすれば安心
アーマードパーツは旧VF HI-METALシリーズへの流用不可
使いやすくて満足です。
全体的にシンプルな感じで、可愛いデッキホルダーでした!。byおじさん。
フルコンプしました。
場所の浄化
毎日履きたい!
文脈表現イマイチです。
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