強くないが、弱くもないロシアの国家戦略を軍事面から解説した本
 2014クリミア編入以降、
ロシア関連では「クレムリン・メソッド」(北野幸伯著、
集英社インターナショナル、
2014.12)、
「プーチンとG8の終焉」(佐藤親賢著、
岩波新書2016.3)を読んだ。
上記の著者が、
国際関係論の研究者とジャーナリストだったのに比べ、
本書の著者はロシアの軍事・安全保障の研究者であり、
特に軍事面に重点を置いた解説本となっている。
地図帳を脇に置いて本書(特に第4章、
第5章)を読めば、
ロシアにとっての黒海・カフカス地域(ウクライナ問題、
対ジョージア戦争(グルジア)、
チェチェン独立紛争、
アルメニア=アゼルバイジャン紛争など)、
中央アジア地域(ウズベキスタン、
タジキスタン、
キルギスなど)、
極東地域(ヴォストーチュヌィ宇宙基地、
経済開発)の懸案について理解が深まると思う。


 冒頭で、
ロシア人の『勢力圏』という考え方を解説する。
東欧諸国が次々とEU、
NATOへ加入しているのは、
もはやこれを引き留める力がないロシアにとって屈辱的な状況である。
だが、
ウクライナのような旧ソ連構成国への手出しは何があっても許さない、
という考え方である(バルト3国は既に入ってしまったが)。

 それなら軍事力はどうなのだとなるが、
「ロシア軍は見かけほど強くないが、
見かけほど弱くもない」。
もはや大規模通常戦力を維持する国力はなく、
NATO軍に比べて劣勢であるが、
だからこそ「弱者の戦略」としてのハイブリッド戦争を採用するだろうという。
ウクライナで行ったように、
NATO軍と正面対決することはせず、
正規軍を覆面の義勇兵として送り込むという非対称型のゲリラ戦である。
他方、
通常戦力で劣勢であるからこそ、
「いざとなれば無人地帯への警告的な核攻撃も辞さず」というまさかの核戦略を採用する可能性もあるという。


 旧ソ連構成国との関係も容易ではない。
もともと民族が異なるから別々の国になっているのに、
地続きだから多民族が混じっており、
ロシア系住民がいたりするからややこしい。
黒海・カフカス地域と中央アジア地域は遠く離れており、
民族・宗教も異なるから、
CSTO加盟国内ですら、
各国の利害がバラバラで統一行動はとれない。
プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア

その他の感想

とてもいい品物です
量も丁度よかったです
やっぱり面白い♪
閉店している店が多い
Ankerマニアかも?
まずくないよー
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素材を選ばず切り刻むことができるかも。
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ジャストフィットよりは、やはり薄めサイズ感は同じくらいか気持ち大きめ。
個人差?
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