成長過程なんで、未熟でも許してあげてください。

「ファーストミッション」となってますが、
アンジーが演じたララ・クラフトの若い頃、
みたいなことではないようです。
演じるのは「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィキャンデル。
ストーリーははっきり言って「インディ・ジョーンズ」です。
評価の分かれ目はズバリ、
未だに強烈な印象を残すアンジーとの比較です。


まずはビジュアル面。

アリシアはアンジーのような肩幅のがっちりした体格ではなく、
グラマラスでもない。
むしろ華奢で線が細いし、
エッチなくびれもないし、
胸もないので、
本来はララのようなセクシーさが売りのヒロインを演じるには圧倒的に不利なんですよね。
途中どんどんボロボロになってお約束のタンクトップ姿になっても、
自分のグラマーな体の見せ方（魅せ方）を知り尽くしたアンジーのエロチックなセクシーさには遠く及ばない。
ここに関しては完敗です。
アンジーだけで観てられるってくらい全てのカットがエロカッコよかった彼女の凄さを再認識させられてしまいました。
当時からスターだったアンジーがタイムスリップしてアリシアを見たら「こんな小娘に任せられないわ」なんてバッサリかも。
もし、
アンジー路線でいくなら、
同世代のジェニファー・ローレンスが適役だったでしょう。


続いてキャラクター面。

アンジーだけではなく、
記憶に新しい「アトミック・ブロンド」のシャーリーズ・セロンや「ワンダーウーマン」のガル・ガドットのような完璧な美しさと強さとカリスマ性を兼ね備えた、
肩で風切って歩くようなアクション映画のヒロインたちと比べると今回のララ、
めっちゃ切羽詰まってます。
強がってるけど、
心のキャパはいっぱいいっぱいで今にも挫けそう。
だから観客を圧倒するスーパーヒーローみたいなヒロイン像を期待すると裏切られます。
ここもそういったヒロイン像を求めるなら、
既にスターのオーラ出しまくりのジェニファーのほうが適役だったでしょう。