本書の登場人物らに国をまかせたら、その国は早晩に滅ぶことでしょう x(
いま最終ページを閉じた。
なんとも言えない異様な読後感である。
表記にもあるとおり、
ここに登場する人物には『国家』という母屋の概念がまったくない。
そう、
まったく欠落しているのだ。
本書では、
巷間や国会議事堂前にしばしば参集する人々とおなじく、
権利や批判を叫びはするものの国民としての義務に関してはほとんど言及しない、
そういう人たちによる空想的なストーリーが展開されていく。
空想的というと、
なるほど確かにそうだ、
とおもわれるのは、
帯に記載されている本書を推薦している有名人たちをみれば容易にわかるような気がする:姜尚中、
いとうせいこう、
小熊英二、
森達也、
そして内田樹、
などなど。
読み進めていくうちに、
「ここに登場する人間たちは真面目にこの国のことを考えているんだろうか?」という疑問がドンドン湧いてくる。
読後、
レビューワーは強く実感したのだ:「こういう人々ばかりになったら日本は滅ぶだろう」と。
そういう危うさを提示してくれるという意味で、
非常に強くこの本を推薦したいとおもう。
ぜひ読んでみてください。
その際、
百田尚樹氏による『カエルの楽園』と比較してみると、
すこぶる対照的なストーリーが展開されているので、
さらにおもしろく本書を読み解いていくことができるだろう。
最後に、
もっとも印象に残ったセンテンスの連なりを一つ書き添えて、
レビューをおえることにします:<国家に必要なのは、
社会契約だから、
領土なんか必要ないよ。
っていうか、
そのほうが国家としての本質に合致している。



実際に、
難民とか、
本来の国をでてしまって、
国をもてないことになっている人も多いから、
そういう人たちのためにこそ、
「国」ではなく、
「くに」が必要ってことなのかもしれないね>(→『国』と『くに』との違いについては、
ここで書くとネタバレになってもったいないので、
本書を読んでから判断してほしいとおもいます by レビューワー)
ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた (集英社新書)

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ダイナブック PABX31KLTに使用しています。
普通です。梱包や包装はすごく気をつかってくれています!
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