チューリング賞級の成果が生まれつつある現場,そしてテクノロジーが拓く明るい未来への希望
実に驚くべき本です.
発端は,ウェアラブル加速度センサーで著者自身の左腕の動きを1秒間に数十回,何年にも渡って記録していったこと.それを複数の人,さらに人と人との相互作用の計測に広げていった結果わかってきたこととは?

「人間活動は熱力学の法則にしたがうから,時間を自分で自由には使えない」
「幸せは加速度センサーで測れる」
一見,荒唐無稽にも聞こえるような話が次々と飛び出してきます.そして,このような内容には反射的に反感を覚える人もいるのではないかと思います.しかし,著者は自分の仮説から出発して,それを正当化する都合のいいデータを選んで見せているのではありません.これらは,「データがそう言っているので,そう考えざるを得ない」といった形で演繹的に発見されているのです.それゆえ,私は高い説得力を持っていると感じます.

本書の後半では,これらの知見をもとに,データから仮説を作り出す新種の人工知能を開発し,そのアドバイスをもとに意外な施策で企業の業績改善をもたらした実証例が紹介されています.結局は自社のシステムやサービスの宣伝をしているだけではないかといった見方もありうると思いますし,実際のところ,そういった役割も期待されている本だとは思います.しかし,著者はそういった小さなスケールで物事を考えているのではないらしいということが,将来展望の記述から伝わってきます.ただ,普通の個人がこの技術の恩恵を受けることができる日がどのように来るのかは,よくわかりません.当面は,自分の勤務先が著者らのサービスを購入することに期待するくらいしかないのでしょうか.
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

その他の感想

力がいらない
どこまでも明るく軽やかな演奏
最後からひとつ前
K-BOY Paradise vol.10
A deep and profound classic
値段と中味にギャップを感じます。
他人の私生活をこっそりかいま見てしまったような重さ
早くなりました。
買って、正解でした。
問題はなし
この本は「事典」とはいえません。だし・うま味についての興味深い読み物です
囲炉裏で木炭の着火に使っています
ほっこりします
まともな研究者による討論
最終作にして最過激作か
アレルギー反応が出ました
カード内容が見えないのがいい
驚きの温かさ!
各国のレコードを聞きまくりで紹介!意外な国のプレスが結構、面白いみたいです…
いいんやないですか
予想外に強かった……。
前半は予備知識無しで読める。後半は電磁気学必要。
結構もちます
安い割りに良品です。
泡立ち
マーケティングの勉強本
不愉快です!
現場の目線で書かれたビジネス書
ブロック初めて購入しようと検索してるママさんへ
良くも悪くも安定のクオリティ
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