終戦後の日本を舞台にした見事な作品
「わたしを離さないで」「日の名残り」の2つの長編が素晴らしかったので、
こちらも読んだ。
イギリスと日本という違いはあるが、
舞台となっている時代は「日の名残り」と同じで、
戦争を挟んだ環境の変化と老境を迎えた主人公の心情を扱っているという点でも類似点がある。


カズオ・イシグロの作品は「喪失感」という形容でよく評される。
それは確かに間違いではないが、
それだけでもないように思う。
与えられた時代と環境及びその変化の中で、
比較的時間軸を自由に動かしやすい回想という形をとりながら、
過去に対する自信と悔いが交錯する心理が微妙な揺れを伴いながら語られてゆく。
どんな人間も時の流れを止めることはできない。
ひとつの時代が終わったとき、
時折照らされる登場人物たちの心のひだや、
主人公を通じて、
次第に普遍的なテーマが浮かび上がってゆく。


それから、
この小説は、
どこか、
小津安二郎の映画の雰囲気に似ているな、
と読みながら思った。
実際、
訳者あとがきによると、
カズオ・イシグロが日本を舞台にした小説を書くときに思い出すのは、
幼いころの記憶と小津安二郎の作品だという。
それにしても、
抑制の効いた静かな文体を駆使して丁寧に人々を描くこの作者の力量は見事というしかない。
大変優れた作品である。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)

その他の感想

手持ちのヘッドセット中では最高
味はマズくて効果はテキメン!!
買ってみました。
喜んでいるようです
玄田哲章の吹替だ。激ウマだでぇ~。
個人的にはナシです。けど格好いい。
ちょっと難しいかな・・・?
効果なし…
いいですよー!
思った通りにいきませんでした…
思ったよりも
好きになると、固くなったココロが、少しほぐれます。
双子の歌を歌うお話が大好き
録音が変わった?
かわいい、最高
商品のクオリティも素晴らしいですが
洗濯機への注水用に
作業用に取り付け!
良いもの見つけた
資料性を求めず、読み物としてなら
夏のツーリングにいい感じです
嫌な思いをしました
アタリハズレにお気をつけを
アマゾンビデオなんかが見れないかも
コンセプトって何だよ!っていうことを分かりやすく説明した本
アラサー、アラフォー女子が共感しそう!
やっぱり新撰組
一番役に立つ会話帳です。
待ちに待ったSS4ゴジータ!、最高の一品です。けれど・・・・・
素材が安っぽい
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