アラサー、アラフォー女子が共感しそう！

清少納言の『枕草子』を、
雑誌などでよく目にする小迎裕美子さんが、
マンガ化した本です。

1000年前に書かれたとは思えない、
清少納言の人間ウォッチ力が、
面白おかしく描かれています。

「子どもが騒いでいるのに、
注意しない母親、
むかつく〜」
「バリバリ働く女性を妻にもつと世間体が悪いとか言ってる男ども、
いとにくき〜」
「みんなが泣いているときに、
自分だけ泣けないと気まずい〜」
「ちょっと人を批判したら、
人の悪口なんて言っちゃダメよと説教してくる人、
困る〜」
など、
あるある！そうそう！というネタ満載でした。

ところどころに、
監修の先生の時代背景や解説が入っているものよかったです。

また、
中宮・定子との友情？愛情？エピソードも、
マンガで読むとわかりやすかったです。

巻末には、
「枕草子」原文が載っていて、
照らし合わせてみると、
さらに面白い！
1000年前に、
本当に書いているんだな、
こんなこと！！　と驚きました。

300段あるお話から、
著者が選んだお話だけが、
載っているので全部ではないのですが
そのチョイスも最高でした！