1ヶ月ほど使用して

ナショナルのポットからの買い替え。
以前使用していたものは経年劣化により蒸気口のプラスチックがボロボロになり、
操作ボタンも接触不良を起こし給湯の度に誤動作を招いていたが、
このポットは蒸気キャッチャー構造のため耐久性がありそうで、
万が一電動給湯に不具合が起きてもエアー給湯をすることができる。
ただし、
エアー給湯は電動給湯に比べて勢いが弱く、
やや力を込めて押し板を押す必要がある。


デザインについては一見スタイリッシュだが、
細かい不満点がある。
色が黒いため汚れが目立つ（特に開閉レバー）。
給湯レバーが大きいのはいいが、
ボタンや文字は小さく見にくい。
押し板のつまみが黒で見にくく、
ロックか解除かを微妙な角度の差で見分けることになる。
容器内の満水目盛りはかなり見にくく、
給水時は水量計で確認している（上端が満水にほぼ等しい）。

電源コードの長さが以前のものは1.3mだったがこれは1.0mしかなく、
配線を工夫する必要があった。
マグネット部分も若干弱い気がする。
このポットは空の状態だとよく滑るが、
水を入れると安定する。
本体底のリングを外せば滑らなくなるかわりに回転もしなくなる。
蓋を開けた時の高さは約50cm。


使用してみて気になったのが、
操作音を消せないこと。
特に、
湯沸かし完了時のピーッ×5回は、
他の家電の音と似ていて紛らわしい。
また、
お湯が設定温度に達した時にピッと鳴るのが使い始めの頃は何なのかわからず戸惑った。
以前使っていたポットが無音だっただけに、
消音に設定できないのは残念。

省エネコースもあまり利便性を感じない。
このコースは沸騰温度を98℃に抑えるのだが、
我が家では80℃保温にして使っているのでもっと低い温度でもよかった。
このポットの保温性が高いのも相まって80℃になるまでかなり時間がかかる。
また、
2時間操作しないと設定温度より5℃低く保温する（操作があれば設定温度に戻る。
ちなみに、
エアー給湯であれば戻らない）機能もついてくるのだが、
75℃ではぬるい。
80℃に復帰するまで待つのも煩わしい。
せめてこの2つの機能を個別に設定できればよかった。

湯沸かし時の音は静かではあるが、
高温になるにつれて離れていても聞こえる程度の音はする。

お湯の匂いはあまり敏感な方ではないので気にならなかった。