「本当の意味での国民経済とは何であろうか?」
 本書が書かれたのは1987年、
当時アメリカではレーガン政権のもと財政赤字と貿易赤字という、
いわゆる双子の赤字が膨張化していた。
一方の日本は貿易黒字が急速に積み上がっていった時期であり、
その為に日本はアメリカからもっと輸入を拡大させろと迫られ、
国内でも農産物などの自由貿易化が論議されていた時期でした。

自由貿易の是非のまえに、
何故アメリカが双子の赤字を抱えるようになったのか?
それを冷静に分析したのが本書です。


 一見週刊誌の小見出しのような扇情的なタイトルがついた本書ですが(当時の編集者が勝手につけたのでしょう)、
上記の分析から始まり、
今後のアメリカ経済・日本経済が辿るシナリオを明示しており、
2009年の現在読み返すと、
その数字に裏打ちされた的確な分析力に驚嘆します。
もちろん昨年のリーマンショックをはじめとするアメリカ金融秩序の破綻にも触れられており、
学者の卓越した見識は20年30年先までも射程に入れるものなのかと、
畏怖すら覚えました。
(もっとも下村氏は、
米経済の墜落をもっと早く、
執筆時から5〜10年以内とみていたようです)

 それでは本書は悲観的な論調なのかというと、
決してそんなことはありません。

 「日本の一億二千万人の生活をどうするか。
よりよい就業の機会を与えるにはどうすべきか」
 著者のスタンスはこの信念から決してブレることがありません。
経済のグローバル化が進もうとも、
根っこにあるのは日本人であるという強烈な意識。
国土を愛し、
そこに生きる人を愛し、
国を守ろうとする信念。
声高には主張しませんが、
行間から滲み出てくるその思いに、
心が震えます。

 

 

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日本は悪くない―悪いのはアメリカだ (文春文庫)

その他の感想

成分
ThinkPad8でも
自動オープン最高。
ディアンヌ怒りの一撃!
気持大き目が納得
kitte
はじめての図鑑
格安SIMでスマホ生活を始めるにあたって網羅的によくまとまっているが鵜呑みにできない部分も
やり方が違うのでしょうか
体型維持に
安いけど、「芝」部分は結局フェルト
爽快感は秀逸
ストレッチ素材のおかげで立ち・座り・歩きがらく
恐らくアトピー本の決定版!高い説得力
目的に丁度良い大きさ
私には役に立たない
塗装のためにローラーを使用する必要がある場合
Nature2よりも良い。
作るのが大変でした;;
ビュッフェレストランの様な贅沢なゲーム
優れもの 但し、中級者以上向け
安く購入できたのが良かった
もう少しスタイリッシュにして!!
シアターの迷光対策には十分使えます
大きくて使いやすい。
使用感はこれから
手軽るに接続
ストレスなく素早くデータが移行してくれます
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