出てくるのはヘンタイばかり。でも、甘酸っぱさもあって。

「有徳学院オカルト研究部３年　ビビリの副部長・佐々木先輩は、

ちょっと影のある美系後輩・幾三くんのエロ＆縛りテクに翻弄されるさだめの男だったのだ！
でもこれって、
エロなの？ラブなの！！？
『愛』を知ってしまった童貞高校生の変わりゆく日々’
ミステリアス学園ラブコメ★」

とカバー裏にあります。
６つの話と描き下ろしが２つです。


一度も活動したことのない、
部員５人のオカルト研究部。

「部活動しないと内申書やばいよ」ということで、
部活動という名の「キモ試し的・部活動」に臨む部員。

夜の学校に集まった４人。
会ったこともない部長の指示に従い、
試練を乗り越えるべく校舎を進むのだが…。

そんな出だしで始まるストーリー。


表紙の大きい方(佐々木)と、
小さい方(幾三)が、
メインですが、

最初の方は変態全開の赤亀(イケメン)と、
香坂のやり取りが笑えます。

部員４人がチェリーなので、
こういうのも面白いな、
と思います。

いわゆる《中二病》的な要素もあって楽しめました。


一番まとも、
でもお人よしの佐々木と、
陰鬱で幽霊が見えちゃったり《変な癖》のある幾三。

《キモ試し》以来、
距離を縮めエッチしちゃったり、
お互いを分かり合っちゃったり…。

そんな変化にふと、
気付くときもあるけれど、
目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、
感慨にふけることなく生きている。

そんな青春の１ページを、
ＳＨＯＯＷＡ的視点で野暮ったくなく、
サラッと描いているのが爽やかなかんじ。

変態ばっかだけど、
爽やかでした。