スーツでも違和感の無いデザイン＋篭らない高音質

オーディオテクニカ50周年記念モデルたちと同時発売で完全に陰に隠れてしまっていますが、
デザインの目新しさだけじゃない魅力的なポータブルヘッドホンです。


私は以前から同社のATH-ES10を使用しているのですが、
美しく大きめのチタンハウジングゆえ取り扱いに若干気を使っていました。

ES10はクリアな高音、
表現豊かな中音、
切れと締まりのある低音と、
優れた空間表現と定位感をポータブルで楽しめる素晴らしいポタホンです。


対して弟分として登場したATH-ES88は半額以下の販売価格で音質は8割5分くらいまで行けてる印象。

密閉型ですが篭りを感じず、
締まった低音をベースにオーテクらしい聴きやすいボーカル、
クリアで伸びる高音を楽しめます。

ES10ほどの空間表現の巧さはありませんが、
価格を考えればかなり高いパフォーマンスを実現していると評価できますね。

ポップスやロックなどを聴くには丁度良いバランスで、
iPodやWalkmanに直挿しで十分駆動する使いやすいポタホンに仕上がっています。


デザインに関しては一番目立つスウィングアジャスト機構が思ったより実用的。

思ったより調整範囲も広く、
女性から頭が大きめの男性まで対応しています。

私は頭囲63cmのデカ頭ですが、
キャップをかぶった上からでも余裕です。


一般的な伸縮式よりもヘッドバンドとハウジングがすっきりスリムで収納状態も薄くコンパクトでES10より楽に持ち歩けます。

また、
ケーブルが平たいキシメン状で絡みにくく、
使用時も収納時も扱いやすいです。


爆音にしなければ電車でも使えますし、
スーツに似合うスッキリとしていて安っぽくないデザインなので、
通勤での使用にもお薦めできます。


私は発売直後に16,800円で購入しましたが、
それでもこの満足感です。

いまなら12,000円台で落ち着いてますのでかなりお買い得に感じます。