アメリカが持つ危機感、

私たち日本人は半島北部の独裁国家に危機感を持っている。

そして9/11以降のアメリカ人はいつどこから来るかわからないテロに危機感を持っている。

彼らアメリカ人はNYのタイムズスクエアさえもがテロの標的になっているという危機感を常に抱いてるんだと思う。

劇中では9/11をきっかけに始めた対テロ戦争に出向いた兵士が人質に取られその人質の父親が脅されスパイとなりテロの手引き役となった。
現実に起こっていてもおかしくない設定である。


この危機感をジョボビッチとブロスナンが演じている。

前述のアメリカの危機感を理解していればこの映画の面白味は増すだろう。

ただ昨今はフランスがやられまくってるけど。


テロリストを中近東系ではなくブロスナンに設定したあたりが娯楽映画たるところだろうか。

逆にテロリストを中近東系の役者にしてたらシャレにならなかっただろうな。

映画の設定では整形手術の結果のブロスナン顔だがこれが中近東顔だったらこういうストーリー展開にはできなかっただろう。

ジョボビッチvsブロスナンの戦いはなかなか面白かった。