手作りが体にいいのは分かりますが・・・

この本は、


加工品はやめて自炊しましょう。

やむをえず加工品を買うときは油で揚げたものや添加物の入ったものは避けましょう。


ということがさまざまな食品を例に挙げて書いてあります。

昔流行した「買ってはいけない」の焼き直しといったところです。

添加物の害を見聞きしない人にとっては、
入門編としてお勧めできると思います。


しかし、
添加物に対する全体的に脅すような文句があるのが気になります。


「いつも口や胃が刺激され、
翌日には、
胃に鈍痛を感じました。
多くの添加物の影響と考えられます。
（Ｐ２３より）」

といった著者の個人的体験に基づく文章がたくさん。

私も食品添加物にはかなり気をつけているほうですが、
こういった言葉が並ぶとちょっと引いてしまいました。


致死量の話で危険性を説くパターンもありましたが、

それこそ食塩やビタミンＣにも致死量があるというのに・・・

著者は添加物や加工品の危険性を分かりやすく説きたいという一心でしょうが、

アプローチの仕方としてもう少しどうにかならなかったのかなあ？と思いました。