とにかく驚かしてほしい。

どんな、
小説、
アニメ、
映画を見てもキャラクターが変わっただけの類型的なストーリーばかりで、
またこのパターンかとがっかりするばかりの昨今です。
物創りは過去の偉人たちの知恵の積み重ねによって生み出されたアイディアを謙虚に組み合わせることであり、
その姿勢と自覚こそがクリエーターの良き心構えだ、
などと慎ましさを盾にした逃げ腰の言い訳ばかりが昨今あらゆる作品からにじみ出している気がします。
ですが、
こちらとしては、
とにかくこれまでの人生で頑なにしがみついてきたつまらない矜持や観念などを木端微塵に打ち砕いてくれるような物語に出会いたいだけです。
主要人物の第一印象が最終回には１８０度変わっているというような驚きが欲しのです。
終わった瞬間に誰かと語り合いたくなるような作品に出合いたいだけです。
このアニメには、
とにかく驚きました。
個人的には『灰羽連盟』を別角度から解釈した作品のように楽しませていただきました。