文句なしの良書
新進の若手研究者によって書かれた2010年代に
ふさわしいロボティクスの解説書。


構造的アプローチによってロボットに
知性を持たせることで、
人間の心や知性の
理解を目指している。


5章までは大変興味深い最新の実験結果を示している。

人間の子供がいかに概念を獲得するかを
ロボットを使って再現したのだから驚きだ。

また対話を重ねることによりロボットと人間の
間に共感まで生まれてくる。


さてロボットと人間の違いはどこにあるか?
著者ははじめにとさいごにで明確には述べないが
人の心の存在に懐疑的になっているのがうかがわれる。


すなわち心はないということだ。

これは言いすぎだが、
心はセンサーと記号とメモリによって
創発されたもの(これもニュアンスがちょっと違うが)、

もしくは静的な計算前後の動的な過程(センサ、
記号やメモリ間
の相対的な変化)といってよいだろう。


ここからはレビューアーの意見である。

ショーペンハウアーは世界は表象であると
述べた。
表象は因果に従う。
よって自由意思はない。

これは最近の脳科学によって明らかになった。

これは入力に対して必ず決まった出力があるということだ。


動機は脳の構造に由来する決定したものだ。

(もちろん可塑性があるが、
これだって
因果によって変化する。

よって警察は動機を重視する。

そして彼は物は意志だといった。

意志は目的を知らない盲目の努力だと言った。


熱力学に従えばエントロピーは増大する。

これが盲目の努力がどこに向かうかを示している。

人類はいまクラスIの文明を目指している。

(地球上にふりそそぐ太陽エネルギーを
自在に使いこなす文明)
人工知能を持った優秀なロボットは、
現在精力的に
研究されている他のテクノロジーに加え
このクラスI文明を実現するために重要なものと
考える。
記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門 (講談社選書メチエ)

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