初めての手塚治虫
初めて読んだ手塚作品はこの「どろろ」である。
連載開始は昭和42年8月とあるから、
私が幼稚園年長組の年である。
掲載誌は少年サンデーでサンデーで連載を打ち切られてからは冒険王で再度連載したことを、
たった今ウィキペディアで確認したが、
冒険王の方は全く記憶にない。


この時期の手塚治虫は前にも書いたとおり「鉄腕アトム」後の低迷期だったし、
「どろろ」は我々子供の間では全く人気がなかった。
理由は話があまりにも暗いのと、
百鬼丸が妖怪を倒すたびに目がドロリと落ちたり、
手足が落ちてまた生えてくる、
という描写が気味悪かったからだ。
近所の同世代の子供たちで「どろろ」が好きだ、
というヤツは一人もいなかったのが懐かしい。


しかし、
その後大人になって改めて読み返すと、
痛烈な「反戦ドラマ」でもある本作は掛け値なしに面白いし、
何度読んでも飽きない。
しかも主人公の百鬼丸は10代半ばで、
どろろは10歳前後と、
言うなれば二人ともまだまだ子供である。
百鬼丸の過去も悲惨だが、
どろろの歩んできた道も百鬼丸に負けず劣らず凄惨である。
そしてその子供たちが想像を絶する艱難辛苦に耐えながら、
前に進んでいく。
彼らの行く先々に必ず立ちはだかる敵の妖怪たちも同様にいわくありげで、
ちょっと切ない過去を持っていたりする。


結論としては今となっては私の一番好きな手塚作品は本作かもしれない。
この秋田書店版のハードカバー3冊はいつも私の座右にある。
どうせなら百鬼丸が体を完全に取り戻して、
どろろと二人で幸せになるまで連載を続けてほしかったが、
次から次へと他の連載をこなして作品を量産する宿命にあった天才手塚治虫には、
本作に対する執着はそれほどなかったのかもしれないね。
残念(涙)。
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