書き下ろしがねえ…

国会図書館で旧作を見ました。

面白くて、
可愛くて、
なんだか深い話で凄く心に残っていて、

完全版が出ると聞き、
飛びつきました。


本編は二度目に見ても、
新たな発見があり、
やはり面白かったのですが
書き下ろしの部分は、
本当にがっかり。
以下、
ダメな点をまとめてみました。

・絵が変わりすぎて、
下手くそな人が真似して書いているみたい。

　最終回で鬼気迫る表情だった牛山(40代脱サラ、
修行中)が、
気の抜けたおっさんに。
トンちゃんがちっとも可愛くない。

・台詞回しが統一されておらず、
いよいよお前誰や！感が高まる。

　いつも丁寧なトンちゃんが、
「ふざけんな！こんくらいじゃ、
死なねーよ」って言う？
・話がつまらない。
蛇足とはまさにこのこと。

　本編で牛山がいう
　「結局、
私は何がどうなったら満足なのかわかってないんだ」を解決するような話になるべきなのに
　全体として大事なところは書かれず、
急に終わる。
ペース配分ができてないし、
部分としても話が薄く、
つまらない。


本編4.5、
書き下ろし2.3点くらいですか。


本編は面白いので、
未読な人は買って本編は読みましょう。
書き下ろしはDVD映像特典と同じなので、
まだ読み足りない人だけ読めばいい。

旧作を持っている人は、
よっぽどのいましろたかしファン以外は買わないほうがいいかと。