先生へ送りたいグッフォーユー

※ネタバレ注意です

前巻があまりにも綺麗に収まっていたため、
この作品はここで終了なんだと自分の中で区切りをつけていたのですが今作の発売を知り飛び上がって喜びました( ˆoˆ )/( ˆoˆ )/王道で申し訳ありませんがリチャードが好きすぎるのです…(白目)

今回は正義が就職に悩み…その中でリチャードの過去を知っていく、
という形でした。
主に宝石商になる経緯とリチャード自身を育てたと言っても過言ではない大切な日本人女性との出会いが印象的でした。

インド人の少女のお話は今現実でも起きていることと思われるため、
読んでいて心苦しいことも多かったですがそうしたことから目を背けて生きていける年齢ではなくなってきているため、
今様々な物事が何不自由無く使えて生活できていることがどれだけありがたい事であるのか考え直す機会を頂き深い学びとなりました。


恩師とのお話も不思議な縁から出会いますが、
似たようなことが世の中でも割と起こるのでやはり『縁』というものは存在していると私は信じています。
これも何かの縁…と言えばいい意味でなんでも解決できるような気がして日本語って素敵だなぁ、
と思います。
リチャードの両親も正直色々やらかしていましたが生きている中で様々な考え方を持つ人がいるのは当たり前のことですので、
誰が正しい正しくないというのはありませんね。
そう考えると人にはそれぞれ運命があってそれらに抗わずに生き続けていればなにか素敵なことに出会えるのでしょう。
(わたしの勝手な願いかも知れませんが)

また、
リチャードの正義への接し方が変わったこともキュンキュン来ましたね…なんと言っても正義はリチャードを愛してますから…(’ω｀)ﾌﾌﾌ
私も正義と同じく今就職準備中の身なので痛いほど気持ちは分かりますが、
ずっと変わらないものなんてありはしませんから時には大切な人と離れることも必要となってくるでしょう。
その為にも当たり前だと思い込んでいる日々をどれだけ大切に過ごすかが重要なのではないかと強く考えさせられました。


ここから正義が就職するにおいてどのように話が進んでいくのか、
非常に楽しみです。