「何を重視するのか」で変わる評価
著者の意図は理解でき、
そのスタンスにも違和感はないしむしろ賛意を表する。

確かに「平和」が虚構であり、
力による正義こそ求めるべき」という論に対する
有効な対論と思える。

特に市民社会を「立ち上がって(暴力によって)権力を奪取しない。
国家をのっとるのでは
なく、
国家と立ち向かい国家をコントロールする機構と把握し、
平和的に行動するあり方が望ましい」
この論に反対はできない。
「市民」を「階級対立の道具」とはせず、
社会を構成するメンバーとして、

ガンディーの「不服従・非暴力」の路線は正しく思える。

そうなのだが…

著者はガンディーの論をふんだんに引用しつつ、
上記の論を展開する。
確かにガンディーという
「偉人・聖者」は、
自らの行動が多くの国民に影響力を与えることができた。

しかしそのガンディーの行動を無名の人間が行ってどれほどの影響があるのかいささか疑問。

かなりの「有名人」でないかぎり、
ハンスト的行動がどれほど有効かは疑問を持つ。


「ゆっくりと時間をかけて行動する」ことは大事であり、
ガンディー自らが「数百年先」を
見据えていたのは間違いない。
その意味で「無数の石を積むごとくに…行動する」ことも
決して否定するべきではない。


だがその一方で、
「現在の憲法や社会構造に自分の人権や命が預けられている人間」が果たして
「何百年も市民社会の成熟を待つ」ことができるのか。
という疑問は残る。

簡単に言えば、
「不可触民問題」のこと。


ガンディーの脳裏にも著者の脳裏にもこの「差別される側の人間」があったのか。

特に「国家を数万の村落に分割する」というガンディーの案に対し、
著者もかなりの
ノスタルジーを込めて賛意を表するが、
この点においては全く見当はずれの意見。

インド古来の村落でいかに沢山の「不可触民」が辛酸をなめて来たのか。

この発想が一切ないのに驚く。

「近代化」が全て正しいと思うほど愚かではないつもりだが、
ことインドに関しては
ガンジーの危険な平和憲法案 (集英社新書 505A)

その他の感想

ちょっとショックです・・・
究極の「自律」実践書
音楽やFMを聴くなら十分なデキ
simple
インターネットに接続できなくなる。
NHK杯までの記事とはいえ値段に見合う価値は大いにあり。
息子のお気に入り
底面濾過用に
掃除だけしてくれれば良い人向けルンバ
いいですねぇ、これ。仕事がはかどります。
集大成ともいえる一冊
大きすぎるかと思いましたがちょうど良いです
一度読んだだけでは修得しきれない広さと深さがあります。
緊張感があり、素晴らしい演奏
海外赴任のため購入
ネット時代より前にこんな本がたくさん出ていれば…
あなたの転職は「逃げ」じゃありませんか ?
合う人と合わない人の差が激しいのかも。
角パーツは付いてません。
商品の説明通り、ボリュームがあるキュロットです。
ふつうMサイズですがこれはLサイズを購入して正解
改訂新版グランドサークル&セドナ
ACアダプタ
ナイスデザイン
2つで十分ですよ。
アラフォーのおっさんが、30周年の記念として購入(笑)
ジッパーに付いている紐はGood
初めての電動ひげそり。
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