3年後の世界より

「八咫烏」につて興味を持ち、
初めて手に取った「八咫烏」を題名に取った本。

全くの選択ミスだった。

元政治記者の書いた、
政治の裏話本であった。


反安倍政権、
反オバマ政権、
親プーチン政権、
南北統一主導は金正恩。

さらには、
今後の日本の舵取りは小沢一郎が握るという。

2014年出版当時、
世界のロイヤルファミリーがもくろんでいた世界は、
3年後の2017年4月現在実行されていない。

それとも、
森友問題は安倍降ろしのシナリオのプロローグなのか？
北朝鮮は南北を強制的（つまり軍事的に）に統一するのか？
また、
オバマ政権が終わり、
トランプ政権となった今のアメリカは、
ロイヤルファミリーの導きの一環なのか？
この本が本当に世界のロイヤルファミリーの意図を描いたものであるのかを判断するのはもう少し先か。


ただ、
気になるのは、
吉備太秦のメッセージに、
「韓国従軍慰安婦問題にはきちんと賠償し・・・」というようなものがあった。

賠償は終戦直後に行われたはずで、
これは政府の公式見解である。

それを、
裏天皇である八咫烏がそういうということは、
賠償は済んでいないのか？
だから韓国は賠償請求をしているのか？気になるところである。


文章は、
同じ語句の繰り返しで、
読むのが面倒だった。

指示語や略語を使えば、
もう少し枚数が減ると思う。


本の最後の方は、
殴り書きのような政治家の悪口。

読んでいて気分が悪い。

実際に政治家にぶら下がっていたからの嫌悪感が
そのまま文章に表れてしまったのか？

「吉備太秦」なる八咫烏のメッセージは数ページ。

裏話は期待外れだった。