清少納言が『枕草子』を書いた本当の理由
清少納言は、
鋭い観察眼と巧みな表現力に恵まれた平安時代の随筆家だと単純に思い込んでいたが、
『枕草子のたくらみ――「春はあけぼの」に秘められた思い』(山本淳子著、
朝日選書)によって、
彼女が『枕草子』を書いた本当の理由を知ることができた。


後宮の女房としては清少納言の12年後輩に当たる紫式部は、
『紫式部日記』の中で、
『枕草子』は無理に個性に走った作品であり、
作者が風流ぶるあまり、
現実を無視して殊更に風流ばかりを拾い集めて書いたものだ、
と強く批判している。
「清少納言の周辺に起こった何か過酷な事情を、
同じ時代を生きた紫式部は知っていた、
そして彼女の常識で判断する限り、
その過酷さは、
風流だの趣だのの入り込む隙などない絶望的なものであった。
だが、
そこにおいて清少納言は、
紫式部が指摘したとおりに、
美や光や笑い、
感動やときめきばかりを書いた。
彼女の性格のなせるものという見方もあろう。
実際に、
無意識による部分もあるだろう。
だがそれだけではない。
これは清少納言がはっきりと意識的に採った企て、
いや紫式部の側からすればたくらみだった」。


「清少納言は正暦4(993)年から一条天皇の中宮定子のもとに仕え、
やがて『枕草子』の執筆を始めた。
紫式部が知っていた過酷な背景は、
この定子に関わる。
定子は、
一条天皇の最愛の后であるとともに、
悲劇の后だったのである」。


990年、
時の最高権力者・藤原道隆の娘・定子は、
14歳で一条天皇の中宮となる。
一条天皇より3歳年上の彼女は明るく知的で、
どちらかと言えば内気で学問好きな天皇の心を捉える。
この時、
定子と中関白家(なかのかんぱくけ。
道隆の家)は栄華の極みにあったのである。
枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い (朝日選書)

その他の感想

まず最初に解説を読んでから
私にはアルものがいっぱい!
可愛くてキュートな徹子さんが満載!
コケの世界へ誘う本
法に対する明晰な思考を示す
やっぱりシマノ
辞書がわりにも?
解説が詳しくてわかりやすい。使い勝手もよいです。
ブレ防止機能よりも、Cスティックよりも嬉しかった事
SP買ったほうがいいです。
昔のドレスの作り方部分編
満足です(^.^)
面と向かってコンサルを受けるような内容
悩み解消!
隠しては駄目
手が荒れない
非常に優れた製品です!!
よくぞ編纂されたものです
花にもそれぞれのエネルギーと役目がある
外出する際にも使用してます。
これはオフィシャル盤・・・なのか?
プロダクトデザインの概観を知るための書籍
耐久性-1、動かしやすさ-1
やっと出ました、実写忍者アクションドラマの金字塔がココにあります!!
ストックしてます
コードの方向に注意
フォレスターに付けました
New Exploration
Amazon.co.jp本体から購入したものは正常にインストールできました。
戻る