そして現代、仏教は死穢から遠ざかっていく
何かと批判の多い「葬式仏教」の成り立ちについて、
明らかにした本だ。
サブタイトルにあるように、
まさに「中世の仏教革命」である。
日本古来の死を穢れとする考え、
風習に対して、
仏教が人間の尊厳まで考えた「葬式」をつくったという指摘は、
たしかにその通りだ。
平安京では、
死にかけた者は都近郊の化野や鳥辺野に捨てられたという。
天皇でさえも、
死の穢れから逃れられず、
崩御される天皇が隔離されてしまったこともあるらしい。
そんななか、
死の穢れに立ち向かい、
人を立派に往生させてくれた宗教が現れたのだから、
どんなに画期的だったことか。

ただ、
だからといって、
現在の「葬式仏教」をそのままに放置してよいことにはなるまい。
実際のところ、
いまの仏教は死穢に対して、
腰がひけているところがある。
地方によっては、
僧侶が入棺にさえ立ち会わない。
入棺の儀式をつかさどり、
死体を清めてさえくれるのは、
じつは葬儀会社の社員たちだ。
葬儀会社の社員こそは、
僧侶に代わって死穢を受け止めてくれている存在なのだ。
葬儀会社の社員には、
いかに遺族に尽くすかを命題にして働く人たちも少なくない。
いまの僧侶にそうした気働きはない。

また、
私事だが、
親戚の臨終にあって、
牧師が立ち会ってくれたことがある。
牧師はいまわの際になって賛美歌を歌い、
生と死をつなげてくれた。
次の日には、
死者のために死化粧まで施してくれた。
そんな場に立ち会うと、
いまの「葬式仏教」は何もやっていないとなる。
死穢を受け止めることなく、
ただルーチン作業をこなしているにすぎない。
中世、
死穢を受け止めたはずの仏教だが、
いまはそうではないとさえいえる。
葬式仏教の誕生-中世の仏教革命 (平凡社新書600)

その他の感想

持ちがよい
煙い!お香というより線香
お皿が直角になる
安定のクオリティ
すべての会社はヴェンチャーである
ミカン
何時もこれ買ってます。
ベッタベタ
コロンとした可愛らしいフォルム
韓国の美意識
どちらにも、それぞれの・・・
あとは本人の意思次第
手回し充電して、たまに使用しています。
翌朝の肌が違う エステレベルの効果を実感
ストーリーは面白いが
写真の優位性に感服
いろいろ細部はイケてないけど、ジップ式ツールケースはやっぱり便利。
全くもって問題なし!!
小学生から読ませたいです
丁寧な作りの逸品
一般市民の目から見た「素」のアメリカをあぶりだす。町山氏のベストかも。
高いけど、いいですよ
縫い目が・・・
震災用リュックに入れています
レイテ戦での日本軍の善戦、地中海をめぐる独伊英三国の戦い、ノモンハン戦を生き残った方のインタビュは驚愕の内容
初心者から経験者まですぐに役立つ情報が満載です
絵に工夫がある
技術者向け資料
首回りが太いのでちょっと余裕があるのが良いです。
戻る