ヒントは日本の江戸時代にあります
「わたしたちには、
遠くにいる人々や過去の人々の失敗から学ぶ機会があるのだ。
過去のどの社会も、
これほどの機会には恵まれていなかった。
現代に生きる人たちがその機会を活かして、
失敗しない道を選んでほしいというのが、
本書を執筆するに際しての私の希望だった」。


ジャレット・ダイアモンドの名著「文明崩壊」の文庫版。
こちらは下巻。
社会全体で工夫を重ねることで文明崩壊から免れた例として、
ニューギニアと日本の江戸時代が紹介されている。
環境破壊による危機を避け文明の継続的な発展を維持するためのヒントは、
実は私達の足元の歴史にあるのだということを、
この本は教えてくれる。


現代社会における世界各地の危機についても取り上げている。
まずルワンダ。
次いで、
同じ島でありながら、
残された自然環境に大きな違いが生じたドミニカとハイチ。
揺れ動く巨人、
中国。
オーストラリアの搾取の歴史と回復の試み。
「将来に向けて」とされた第4部では、
社会が破滅的な決断をしてしまう理由について考察している。
石油や鉱業や林業や漁業と環境の関係。
ロサンゼルスとオランダの例。


文明に深刻な脅威となる問題に対する集団の意思決定が上手く行われない原因として、
著者は、
問題を予期できないこと、
問題を感知することの遅れ、
問題を知っても解決を試みることができない場合、
問題を解決しようとすると失敗する可能性の4つを挙げている。
また、
とりわけ深刻な環境問題を、
天然資源の破壊と枯渇、
天然資源の限界、
有害物質、
世帯数の増加も含む人口の問題、
エネルギー、
光合成の限界、
有毒化学物質、
大気の変動など、
12のグループに分けて解説しているところもある。


追記として、
アンコールワットが取り上げられている。
さらに、
40ページ以上にわたる参考文献欄には、
適時著者の注釈が丁寧に添えてある。


分厚くページ数があるので読むにはそれなりの時間を必要とするが、
どんどん引きこまれる。
我々が教訓とすべき歴史の知恵が、
失敗が、
教訓が、
全編にわたってぎっしりつめられた、
見事な大著である。
文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

その他の感想

取れないです・・・
特に問題はありません
写真と色が全く違う
簡単に取り付けることができました
カジュアルなスタイリングしたい人に。
価格の割には、文句なし
見るだけでなく自分もやってみようという気持ちにさせる本
定番で丈夫で使いやすい
滑り止めになった。
他のスキニーが履けなくなる!
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簡単に交換
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ゆうパックの段ボールと比べると・・
確かに効率性がよくない
別のにしたほうが、、、
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