「まず生き残るのが先決で、早めに避難することが重要」という本。特に、東京下町の住民は台風水害への心構えが必要。
 「超大型台風と津波から生き残るために早めに避難する」という観点から、
行政の取組みのみならず、
住民の心構えの必要性を説く本。
NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER」がベースになっているが、
緊急出版本と違って書籍に相応しく再構成されているので★4。


 東日本大震災以降、
建物の耐震補強や津波防災の意識は高まったと思っていたが、
ほとんどノーマークだったのが台風による高潮被害である。
戦後、
治水事業のおかげで、
伊勢湾台風、
キティ台風、
室戸台風、
ジェーン台風のような大被害はなくなったが、
今でも水害は発生しており、
2015年9月にも鬼怒川が氾濫した。


 近年、
異常な大雨の頻度が増えたのは読者も実感するし、
台風も強大化しつつあるらしい。
2013年にフィリピンを襲った「ハイエン」級の台風がいずれ日本に上陸しないとも限らない。
ただでさえ豪雨で河川水位が上昇しているところへ、
低気圧に1ヘクトパスカル当たり1センチほど水面が吸い上げられ、
さらに強風による吹き上げ効果が加わる。
それがたまたま大潮に重なったら・・・・。

 特に危険なのはゼロメートル地帯である(本書に出てくるのは東京湾だけだが、
伊勢湾、
大阪湾でもかなりある)。
「(台風でない平常時の)満潮の水面より低い地域」が江戸川区、
葛飾区、
足立区に広がっており、
水害による浸水時の危険度は高い。


 ただ、
本書に登場する専門家は「脅かすだけではダメ」という。
「深さ3~5mも浸水しますよと脅かすだけでは、
住民は受け止めようがない」からである。
もっともだと思う。
「脅かすだけではなく、
どうすれば生き残れるかを考えさせる防災教育」の実例を紹介する。


 自治体から避難勧告が出されて、
いざ避難しようにも、
外は既に暴風雨、
それが深夜ならかえって避難することが危険かもしれない。
結局のところ「台風の接近は数日前から分かっているのだから、
いかにして早めに避難できる体制、
社会的合意を整えるか」である(津波は時間的余裕がない場合もあるから、
よりきめ細かなオーダーメード避難を考える必要あり)。
大避難 何が生死を分けるのか―スーパー台風から南海トラフ地震まで (NHK出版新書 512)

その他の感想

これしか。。。。
僕には合わない
最強の油膜!
素晴らしい本!! 小さいのに内容豊富(6,000種のWine) 本書に載っているWineから選ぶ。,
ただの設定資料+αな本にあらず
所持する安心感
日本産でした。安くなりましたね。ただし・・・
雪山を始める上での最初の一冊に最適
最高に良かった
購入後11ヶ月目での感想
手元に一冊
なんとランナー枠3枚で精密再現
本編は最高、売り方は少々残念
笑福亭鶴瓶をキャスティングしたところが白眉。
毎日使ってます。手ばなせません。
30年前にしたかったこと
シャオミと言う企業の強さがわかった
書店で買うより安価に入手可能
もっと早く買えばよかったです。
誇りあるエコノミスト宇沢さん。
便利ですが、大きいです。
見た目はいいけど。
「歴史とは、過去にあった小説であり、小説とは、ありえたかもしれぬ歴史である」(エドモン・ド・ゴンクール P.109)
これぞ求めていたクルトン。
健康になるためのメゾット
アニメも最高に面白いですが・・・
子供にぴったり
現在の状況に酷似している
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