完成度の高い商品

LEGOが最近になって始めたIDEAS系やArchitecture系はあまり買っていませんでしたが、
宇宙ネタが好きなこと、
高評価のレビューと値段を考慮して購入しました。
結論からいうと、
値段（私の購入時で￥14500程度）に比して完成度の高いモデルになっています。


デザイン・設計：全高1mで大きさ・質量感ともに申し分ありません。
率直に言ってかなりデカいです。
しかしサイズだけでなく、
足元のエンジン部や月探査モジュールなどの細部にも凝っており、
ロケットの構造も個人的にはなかなか感心しました。
というのも、
円筒形の内部と装飾的な外郭が垂直にうまく組み合わされており、
緻密に計算された設計がうかがえるのです。


ギミック・遊び：第1〜3ステージのロケット分離が再現でき、
月探査モジュールもちゃんとロケット内部に格納できる点は高評価です。
ギミックとして一点だけ残念だったのは、
月探査コマンド・モジュールとその上の部分が軸パーツで繋がっていて分離できないようになっていることでしょうか。
本来はコマンド・モジュールが月軌道上で反転して月探査モジュールを持ち上げるのだと説明があるのですが、
それは再現できません。


パーツ：総ピース数1969（アポロ計画成功の年）と「そこまでこだわるか」というところですが、
単純に価格比のパーツ数としてもかなり多いはずです。
基礎的なパーツが多く入っているので、
バラして遊ぶ分にもよいセットだと思います。
ロケット内部に若干のカラフルパーツも使われていますが、
全体として白黒の配色で統一されているのも良いですね。


同梱されている冊子に設計者のコメントや、
アポロ計画とサターンV号についての説明（ただし英語です）もあり、
商品化への熱意を感じます。
この手の商品は絶版になると価格が急上昇するので、
気になっている方には今のうちにおすすめしておきます。