ものが変われば変わるほど、日本人はますますもとのまま
学生時代は歴史など大嫌いだったのに、
中年になった今、
昔の日本人ってどうだったのか、
それがとても気になるようになった。

それは、
今の日本、
日本人のありように、
少なからず疑問をもっていることの裏返しでもある。

ザビエルのみた日本は、
16世紀中頃、
ちょうど織田信長が生まれる10年ほど前の日本である。
日本に滞在したのはわずか3年、
その間、
本国へ書き送った書簡の抜粋から本書は構成されている。

書簡の中身はもちろん布教に関することばかりだが、
そのかいまに、
日本人の識字率が高かったこと、
好奇心が旺盛だったこと、
へたな神父では言い負かされるほど知的レベルが高かったことなどがうかがえる。

「坊主」への批判も手厳しい。
ザビエルから見れば異教徒の司祭であるから批判的なのはもっともではあるが、
その点を割り引いてみても、
西洋的宗教観からは許しがたいほどの「堕落」があったのは事実のようだ。
それでも、
僧侶は一般人からは尊敬されていた、
というのだから、
このころの日本人は性にはおおらかだったのだろう。
もっと正確にいうと、
性をさほど悪いもの、
罪深いものだとは思っていなかった。
この点、
西洋的宗教観とまったく異なる点が興味深い。

本書の著者ミルワードは、
戦後来日して半世紀を日本で過ごした英国人だが、
その50年間にも日本人は大きく変わったという。
一方でフランス人は日本人を評して「ものが変われば変わるほど、
日本人はますますもとのまま」というらしいが、
要するに、
16世紀以来、
相変わらずの面とすっかり変わってしまった面がある。

日本人って、
いったいなんだろう?
そういうことをこれまで真剣に考えてこなかったことが、
恥ずかしい。

中学生になった息子たちに、
伝えるべき日本とそうでない日本。
そういうことをじっくりと考えてみたい。
ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)

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