ロデオマシーンが動いていない。

前作「GOLD EXPERIENCE」があんまりだったのですが、
今回の作品でごくわずかに軌道修正しました。

曲の方向性は引きずられたままの部分もちらほら見受けられますが、
全体的にまとまった雰囲気です
（1曲1曲感想は、
書くとレビューとして長くなりすぎるので省略します）。

しかし、
大きな問題が一つ。

「だいじなもの（1st）」～「SISTERS（4th）」は、
アルバムタイトルと収録曲の雰囲気がうまい具合に合致していました。

ただ今回のアルバムは「ロデオマシーン」なわけですが、
私にはどこがどう「ロデオマシーン」なのかがわかりません。

ロックやパンク・ノイズテイストなわけでもなく、
むしろ小奇麗な曲がほとんど。

個人的には、
もう少し尖った印象の曲が多くてもいいのではないかと思ったのですが、

曲やユニットの構成におけるコンセプト上、
柔らかいポップなものが多くを閉めざるを得なかったのでしょう。

最後になりますが、
前作のがっかり感を帳消しにするほどの魅力は、
このアルバムにはありません。

非常にきついレビューになってしまいましたが、
聴けども聴けども味が出てこなかったのは事実です。