紅茶を知れば人生が深まる

著者の磯淵　猛さんは30年以上にわたって紅茶専門店を営んでいるだけに、
紅茶に関する薀蓄がぎっしり詰まった１冊です。
第１章「30分でティーメークのプロになる」、
第２章「紅茶についての素朴な疑問」、
第３章「紅茶セミナーのとっておきの話」、
第４章「紅茶の歴史を作った人々」、
第５章「紅茶の産地・茶園・工場」、
第６章「紅茶と食べ物の相性」。
いずれも楽しく読め、
大いに参考になります。
ミルクティーは日本語で、
英語ではTea with milk と呼ぶべきなのはそのとおりですが、
「ミルクが先か、
紅茶が先か」論争がRoyal society of Chemistry の意見で完全に決着したと決め付けるのはいかがなものでしょうか。
私はずっとMIA派で、
味もそんなに違いはないのに、
美しい水色を楽しむことや、
ミルクの量を加減できるなどの利点は捨てがたいと思います。