西洋音楽史(パウル・ベッカー)
文庫本で、
譜例や図版など一切なしという渋い音楽史の本です。
原題は『音楽形式変遷史としての音楽史』(Musikgesichte als Gesichte der musikalischen Formwandlungen, 1926)です。


邦題が大雑把に『西洋音楽史』となっているので、
ともすれば高校の世界史教科書のような、
平板につらつらと事柄を並べたような本や、
名曲一覧や有名作曲家列伝のようなものを期待する向きもあるかと思われます。
本書はそういった《事実の単なる羅列》の意義は認めながらも、
そのような「歴史書」とは一線を画しています。


現在では、
音楽史の見方において進化論的な考え方、
すなわちある音楽が前の時代のものよりも「優れている」などという考え方をする人はあまりいないかと思われますが、
本書が発表された当時はそういった考え方が根強くあったことが覗えます。


著者は、
そのような進化論的な考え方を音楽史に持ち込むことをはっきり否定しています。
どの時代の音楽も、
その時代の精神が発露されたものであるという前提から、
なぜそのように作られなければならなかったのか、
そのように作られた(あるいは、
他の形では作られなかった)理由や背景には何があるのか、
ということを一貫して追求しています。
個々の事実の提示や陳列だけに終始するのではなく、
そもそも《歴史》を学ぶ意味は何なのか、
その歴史観に示唆されるところが大きい書物です。


この本は、
1924〜1925年に行われた、
30分×20回のラジオ講義に基づいているそうです。
この日本語訳は1941年に刊行されています。
使われている訳語がやや古臭くなってしまっている部分もありますが、
重厚感あふれる文体であり、
その内容は今日においてもなお価値のあるものです。
0
西洋音楽史 (河出文庫)

その他の感想

エルゴのラティスに合う色味です
お安いですね!
放熱対策という金属フレームは疑問・・・
効果の程度がよく解らない
平易にして含蓄が深い
オバチャンの井戸端恋愛特集
前作から買い換える価値があるかどうかは微妙
とりつけがむずかしいです
あれも見たい!聞きたい!
孫かとても喜んでいた。
こんな偉い人も苦労してることがわかって力づけられた
2011年マイベスト!
成長の、8巻
思ったほど持ちが良くない
なかなかの良品! 1束(40本帯)あると何かと便利ですが、メスメスコネクターのものも一括購入がお勧めです!
取付しやすい、良い商品です
コストパフォーマンスは最高でしょう
温度調節が随意で 便利です。
キョクヨーさば水煮 180g×24個
初期設定は要注意
もろに安物丸出し
キレイで購買をアオるだけの写真に惑わされるのはもう沢山。
手触り抜群です。
とても残念!
まんべんなく学習するならコレ!
グールドのハミングです
気が楽に!元気になる本
『Toodledoの使い方』が正しいタイトル
滋養強壮剤より効果あり
私にはノーマルのリサーラの方が
戻る