フェアシリーズ第2弾！さらに面白くなっている！

フェアゲームの続編。
こちらはフェアゲームの半年後の話。
エリオットはタッカーとエリオットの家で同棲している。
こちらの方は二人はすでに恋人同士なので恋愛部分はドキドキの展開というよりは、
個性の強い二人が一つ屋根の下でいかにうまくやっていくかがメイン。
サスペンス部分は、
エリオットの実家が何者かに放火され、
その後も父親が命を狙われ、
失踪してしまうという事件。
恋人のタッカーはFBIなので最優先でこの事件を捜査してくれると約束するが、
元ＦBIの血が騒ぐエリオットは独自に捜査を始める。
タッカーはエリオットが無茶をするのを知っているので、
捜査をFBIに任せて手を引いてほしいが、
もちろんそれをきくエリオットではない。
今回の話は、
このタッカーとエリオットのお互いを思うが故の衝突が多くて読んでいて胸がいたくなる場面も多かった。
特にタッカーはエリオットを守りたいがために嘘をついたり、
情報を教えなかったりして、
それがエリオットの不信を買ってしまう。
ただ、
それが、
タッカーの悲しい生い立ちが大きく影響しているとわかり、
エリオットもタッカーを理解していく。
二人の休日の過ごし方や、
喧嘩したあとの仲直りなど、
二人の愛が溢れていて、
ファンとしては1作目より満足。
サスペンス部分も面白かった。
父親が執筆していた本に原因があるとわかり、
そこに書かれていた人物全員がまさに容疑者。
父親の過去を遡りながら捜査していく。
もしかしたら、
父親が過去に殺人に加担していたのかもしれない、
など、
問題が次々現れる。
ラニヨン氏本はサスペンス部分だけでも十分面白いので、
BLとサスペンス同時に楽しめて2倍お得な気分になれる。

ちなみに、
彼のブログによると、
来年このフェアシリーズの最新作が出るとのこと。
楽しみ！！