タブー視されていた戦争画に光をあてる
これまで実に意欲的な作品群を生みだしてきた会田誠氏と、
鋭い美術評論で高名な椹木野衣氏の2人の対談で戦争画を語ってきました。
視点が鋭いですし、
多面的な側面から戦争画を見直しているので、
新たな発見がありました。
大きく掲載された絵画も26点ありますし、
欄外には関連する作品が示されていますので結構な作品が載っていることになります。
とはいえ、
2人の対談が中心なのは間違いないでしょう。


これまで、
戦争画の存在は語られてきても、
ある種タブー視されてきたのも事実です。
戦後、
戦犯のような烙印を押された藤田嗣治への戦争責任を問う非難もありました。
戦時の絵画作品は、
これまで一部には出版されてきましたが、
しっかりとした論評を加えながら観賞することはあまりなかったと思います。


美術評論としても興味深い内容でした。

62pの「近代の超克」では「西欧を乗り越えようとしたという点では、
美術もまた軍部と同じように、
やはり無謀というか、
自信過剰だったところもある。
」と指摘しているのは慧眼でした。


「戦争画のDNA」の項目では、
椹木氏が「戦争とシュルレアリスムをつなげて、
それこそ傷痍軍人のような人間観を推し進めていくと、
寺山修司や唐十郎の審美性を経て、
やがて花輪和一や丸尾末広のようにデフォルメされた世界観になる。
そしてその先に会田さんや駕籠真太郎さんのような描き手がいる。
ここに金子國義や四谷シモンといった渋澤龍彦のもとにあった作家たちを加えると、
それこそ、
日本におけるシュルレアリスムの王道になるのではないでしょうか。
他方で、
日本には瀧口修造に発する、
もっとモダンなシュルレアリスムの流れがあるわけですが、
戦争の阿鼻叫喚を経た後では、
どこか絵空事のように見えてしまう。
戦中に瀧口は福沢一郎と特高に逮捕されて転向している。
それ以降は戦争という主題からある意味、
(少なくとも表面的には)逃避してしまったのではないでしょうか。
しかし結果的には、
そちらのほうが日本の戦後美術の主流となっていく。
(108p)」と述べ、
戦争画を通して近代美術史の潮流を浮き彫りにしていました。
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