歴史的変遷から国際条約まで、Q&A形式で学ぶ軍事学。内容は少し古い
「平和とは単に『祈る』『願う』では達成されません。
仮想敵国に戦争を思いとどまらせる手段は自らの軍事力、
および同盟国の軍事力となります」。


軍事学の本。
Q&A形式で淡々と書かれている。
古来、
戦争の勝利には、
野戦軍主力を殲滅させること、
首都を占領すること、
敵指導部を壊滅させることの3つの形があるが、
このうち野戦軍主力の殲滅が近代戦争における主力となった。
世界大戦による戦死者は、
ほとんど抵抗ができない状態で組織的に行われる大虐殺事件の死者より少ない。
警察とは異なり軍隊は兵站組織を持っている。
仮想敵国との間に緩衝国が存在することが平和維持に有効。
ロカルノ条約(1925年)と、
これを元に1929年に日本が批准したケロッグ=ブリアン条約は「戦争を国策の手段(外交紛争解決の手段)にしない」ことを定めている。
実際は、
戦争は他国からの先制攻撃で引き起こされることがあるため、
一方的な軍縮はかえって侵略される危険を増す。
戦争をおこさないようにするには、
まず先制攻撃を禁止すること。
他国の領土への侵攻は相手国に比べて補給や移動で不利になりがちで、
長期駐留はコストの増大を招く。
シェフリー・プランが失敗したのはベルギーの中立を侵犯したことでイギリスが参戦したからであり、
太平洋戦争が日本の敗北に終わったのは南方資源に関わる国だけと戦争をすればよかったのにアメリカに奇襲開戦を挑んだから。
塹壕は普通3線以上の塹壕線からなり、
膠着するとさらにその前進壕の後ろにも3線の予備壕が掘られるので、
これを攻略するには電撃戦で1回で全縦深を突破しないと立ち往生して突出部を形成してしまい左右から銃砲火を浴びる、
他、
といったようなことが書かれてある。


もっとも、
内容的にはちょっと古く、
例えば「中国は大きな新興国ですが大国(列強)ではありません。
そのGDPは日本の五分の一程度であり」という現在の実情とは合わないような記述がある。
無人兵器など最新兵器が与える影響についても書かれていない。
軍事学入門 (ちくま文庫)

その他の感想

小さい子には向きません
あまり期待していませんでしたが・・・
インタビューは面白かったです、気になる話題がたくさん
スタイルが良い!!
ちょっと工夫して効果抜群、快適使用
「新聞」に疑いの眼を向ける
完成度の高いライブです!!
注意が必要 似て非なるもの
早く、理解できる!
穏やかな本です
ドロミテの決着が残念。
さらっと一通り文法を見るにはいい
治療の要否を判断する基準を与えてくれる
値段のわりになかなか良いのですが・・・
楽しめています
むっちり感が良い師匠!
観ておくべき作品
老兵110
奇跡は海を越えて 世界はひとつになる
新たな謎や伏線が追加された巻
とても手ごろで親切セット
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